書籍

「別れる力 大人の流儀3」

別れる力 大人の流儀3 作者:伊集院 静 講談社 Amazon 自分の車で移動する際、割とオーディブルで本の朗読を聞いていますが、このシリーズがオーディブルでかなり出ているので、徐々に聴いています。最近、この第3巻を聴きました。 著者の、日常生活の中での…

「落日の工藤会」

落日の工藤会 (角川書店単行本) 作者:西日本新聞取材班 KADOKAWA Amazon 工藤会事件を、地元の新聞社として強力に取材してきた西日本新聞社によるもので、私自身、報道で、都度、読んでいる程度で全体的なイメージが今ひとつつかめずにいたので、読んでみま…

「茜雲 日航機御巣鷹山墜落事故遺族の30年」

茜雲 日航機御巣鷹山墜落事故遺族の30年 作者:8・12連絡会 本の泉社 Amazon 今年で日航機墜落事故から38年ですが、本書は30年の時点で出たもので、買ったまま通読までしていなかったので、最近、通読しました。 犠牲者のご遺族が、それぞれの思いを綴り、年…

「大坂城をめぐる人々:その事跡と生涯」

大坂城をめぐる人々: その事跡と生涯 作者:北川 央 創元社 Amazon 著者は大阪城天守閣博物館の館長も務めた人で、大坂城や大阪の歴史に関する著書はなかなかおもしろく、私も過去に、 大坂城 (新潮新書) 作者:北川 央 新潮社 Amazon などを読んだことがあり…

「認知バイアス 心に潜むふしぎな働き」

認知バイアス 心に潜むふしぎな働き (ブルーバックス) 作者:鈴木宏昭 講談社 Amazon ブルーバックスは、おもしろそうだと思いつつも、なんとなく敷居が高そうで、まず読むことはないのですが、これは、テーマに興味を感じた上、オーディブルで出ていたので、…

「日航機123便墜落 最後の証言」「日航機事故の謎は解けたか」

新書885日航機123便墜落 最後の証言 (平凡社新書) 作者:豊裕, 堀越 平凡社 Amazon 日航機事故の謎は解けたか 作者:北村行孝,鶴岡憲一 花伝社 Amazon 日航機墜落事故から今年で38年で、事故の日を中心に報道が相次ぎましたが、前に読んだことがある「最後の証…

「大相撲土俵裏」

大相撲土俵裏 作者:貴闘力 彩図社 Amazon 私自身、かなり前ですが、本書の中でも名前が登場する某力士の関係で、依頼を受けて、民事、刑事で代理人として動いていたことがあり、相撲界については、そういう仕事を通じて垣間見たことがあります。そういうこと…

「力道山を刺した男 村田勝志」

力道山を刺した男 村田勝志 (かや書房) 作者:山平重樹 かや書房 Amazon プロレスラーの力道山が、酒場でのトラブルから刺され、それが原因で死亡したことは有名でいろいろと語られてきましたが、刺した側については、断片的な情報しか出てこなかった印象があ…

「歴史と名将 海上自衛隊幹部学校講話集」

歴史と名将 海上自衛隊幹部学校講話集 (角川新書) 作者:山梨 勝之進 KADOKAWA Amazon 紙の本では持っていて、読みたいと思いつつも読めずにいたのですが、Kindle版も出たことを知り、早速、落として通読しました。 著者は、ロンドン海軍軍縮条約当時の海軍次…

「リベラリズムへの不満」

リベラリズムへの不満 作者:フランシス・フクヤマ 新潮社 Amazon 「歴史のおわり」 新版 歴史の終わり〔上〕: 歴史の「終点」に立つ最後の人間 (単行本) 作者:フクヤマ,フランシス 三笠書房 Amazon 新版 歴史の終わり〔下〕: 「歴史の終わり」後の「新しい歴…

山本五十六、最期の15日間〜歴史に埋もれた「幻の3番機」

山本五十六、最期の15日間~歴史に埋もれた「幻の3番機」 (光文社新書 1251) 作者:池田 遼太,〈語り〉青木蔵男 光文社 Amazon 山本五十六連合艦隊司令長官が前線視察中に米軍機に待ち伏せ攻撃され、同長官らが戦死した、いわゆる海軍甲事件については、過…

「足利将軍と御三家:吉良・石橋・渋川氏」

足利将軍と御三家: 吉良・石橋・渋川氏 (559) (歴史文化ライブラリー 559) 作者:谷口 雄太 吉川弘文館 Amazon 徳川家康の青年期を見ていると、三河一向一揆との戦い当時、三河にいた吉良氏が敵対勢力として登場し、その後、江戸期になると、室町時代以来の名…

「2040年の日本」

2040年の日本 (幻冬舎新書) 作者:野口悠紀雄 幻冬舎 Amazon 興味を感じ、通読してみました。 2040年というと、あと17年ですが、あまり先のことを考えても不確定要素も多々あって予測は困難でしょうし、逆に、数年先程度では、近すぎて大きな変化も期待できず…

「小沢一郎 淋しき家族の肖像」

小沢一郎 淋しき家族の肖像 (講談社+α文庫) 作者:松田 賢弥 講談社 Amazon たまたま、著者について触れているネット上の記事があり、今更ながら本書を読んでみました。初出から10年余りが経っています。 書いてある事実関係がどこまで正しいのか、よくわから…

柴田勝家 織田軍の「総司令官」

柴田勝家 織田軍の「総司令官」 (中公新書) 作者:和田裕弘 中央公論新社 Amazon 私自身の柴田勝家に対するイメージは、 ・織田信長の最古参の重臣で、一時、反旗を翻したが後に帰参して重用された ・北陸方面で戦っている際に本能寺の変が起き、明智光秀打倒…

「オウム死刑囚父の手記」と国家権力

「オウム死刑囚 父の手記」と国家権力 作者:高橋徹 現代書館 Amazon この本が出たことをたまたま知って、通読してみました。 私自身、1995年から1996年にかけて、当時在籍していた東京地検公安部で、本書で取り上げられている井上嘉浩が大臣を務めていたオウ…

「青年家康 松平元康の実像」

青年家康 松平元康の実像 (角川選書 662) 作者:柴 裕之 KADOKAWA Amazon 昨年にKindleで落として、まだ読めていなかったので通読してみました。 今年に入り、青年期の徳川家康に関する本を複数読んでいますが、今なお謎多い築山事件など、諸説入り乱れつつ、…

「なぜ少子化は止められないのか」

なぜ少子化は止められないのか (日経プレミアシリーズ) 作者:藤波 匠 日経BP 日本経済新聞出版 Amazon 新聞か何かの書評で紹介されていて、最近、何かと話題になりがちな少子化問題について、ベイシックな知識を持っておくのも悪くないと思い通読してみまし…

「海軍こぼれ話」

海軍こぼれ話 (中公文庫 あ 13-10) 作者:阿川 弘之 中央公論新社 Amazon 旧海軍予備学生出身である著者には、 山本五十六(上)(新潮文庫) 作者:阿川 弘之 新潮社 Amazon など旧海軍関係の著名な著作が多く、私もかつてはいろいろと読んでいたものでしたが…

「リデザイン・ワーク 新しい働き方」

リデザイン・ワーク 新しい働き方 作者:リンダ・グラットン 東洋経済新報社 Amazon 日本でも働き方改革という言葉を見ない日はないくらいになっていますが、世界標準の考え方に接しておくのも悪くないと思い、通読してみました。 コロナ禍を経た現在を基準に…

「徳川家康の最新研究 伝説化された「天下人」の虚構をはぎ取る」

徳川家康の最新研究 伝説化された「天下人」の虚構をはぎ取る (朝日新書) 作者:黒田 基樹 朝日新聞出版 Amazon 最近、同じ著者の 徳川家康と今川氏真 (朝日選書) 作者:黒田 基樹 朝日新聞出版 Amazon 家康の正妻 築山殿: 悲劇の生涯をたどる (1014;1014) (平…

「検証 長篠合戦」

検証 長篠合戦 (歴史文化ライブラリー) 作者:平山 優 吉川弘文館 Amazon 前に、同じ著者の yjochi.hatenadiary.com を読んだことがあり、これがなかなかおもしろく、「検証」のほうも読むつもりでいたのですが、なかなか読めずにいたところ、NHK大河ドラマ「…

「政治家の酒癖」

政治家の酒癖 (平凡社新書1025) 作者:栗下 直也 平凡社 Amazon 酒で失敗した政治家、というのは最近の日本でも複数いますが、本書では、古代以降、古今東西の政治家の酒にまつわるエピソードが取り上げられていて、それほど期待せずに読み始めたのですが、期…

「ハイブリッド戦争 ロシアの新しい国家戦略」

ハイブリッド戦争 ロシアの新しい国家戦略 (講談社現代新書) 作者:廣瀬陽子 講談社 Amazon Kindleで落として、読まねばと思っていたところ、オーディブルでも出たので、移動しながら聴いて通読(通聴)しました。 ハイブリッド戦については、最近、よく話題…

「ゼロからはじめる iPhone14Pro /Pro Max スマートガイド ドコモ完全対応版」

ゼロからはじめる iPhone 14 Pro/Pro Max スマートガイド ドコモ完全対応版 作者:リンクアップ 技術評論社 Amazon 私自身、iPhoneを使うようになって長くなり、現在はiPhone14Proを使っているのですが、知っている点と知らない点にムラがあるような気がして…

徳川家康の嫡男・松平信康と正室・築山殿の死にまつわる謎が残る3つの通説

徳川家康の嫡男・松平信康と正室・築山殿の死にまつわる謎が残る3つの通説(歴史人) - Yahoo!ニュース 事件の際、信康を支える岡崎の徳川家臣団の多くが粛清・追放されている所を見ると、天正2年に発生した大賀弥四郎(おおがやしろう)事件(岡崎の高級…

「徳川家康と今川氏真」

徳川家康と今川氏真 (朝日選書) 作者:黒田 基樹 朝日新聞出版 Amazon NHK大河ドラマ「どうする家康」でも、徳川家康と今川氏真の確執、対決や和解が描かれていましたが、本書を知り、両者の関係が史実ではどうだったのかと思って通読してみました。 読んでみ…

「豊臣秀頼」

豊臣秀頼 (歴史文化ライブラリー) 作者:福田 千鶴 吉川弘文館 Amazon 最近、同じ著者の 淀殿:われ太閤の妻となりて (ミネルヴァ日本評伝選) 作者:福田千鶴 ミネルヴァ書房 Amazon を通読したので、淀殿の次は豊臣秀頼だなと思い、こちらも通読してみました。…

「ゴルゴ13✖️佐藤優 Gのインテリジェンス」

ゴルゴ13×佐藤優 Gのインテリジェンス 作者:たかを, さいとう,優, 佐藤 小学館 Amazon 最近、わからないことがあると、ついついWikipediaに頼りがちな現状に問題を感じ(一定の便利さがあることは否定しないのですが) japanknowledge.com を利用するよう…

「徳川家康と武田信玄」

徳川家康と武田信玄 (角川選書) 作者:平山 優 KADOKAWA Amazon 先日、同じ著者の 新説 家康と三方原合戦: 生涯唯一の大敗を読み解く (NHK出版新書 688) 作者:平山 優 NHK出版 Amazon を読んだところで、こちらも読んでおこうと思い通読しました。「三方原合…