「政治家の酒癖」

 

酒で失敗した政治家、というのは最近の日本でも複数いますが、本書では、古代以降、古今東西の政治家の酒にまつわるエピソードが取り上げられていて、それほど期待せずに読み始めたのですが、期待以上におもしろく、割と一気に読んでしまいました。

酒を飲んで問題を起こす政治家というのも困ったものだと感じる一方で、問題は起こさないがおもしろくもおかしくもなく何もしない政治家というのも、何のために存在するかわからず、酒を飲んで問題は起こすが有能な政治家というのは悪くないかも、などと感じながら読み終えました。

もちろん、酒を飲んでも問題は起こさず有能、に越したことはありません。

「酒癖」という観点で政治家を見る、おもしろい本でした。