調べてみると、実はパリにはすでに外国人のほうが高く払う「外国人価格」が存在しています。
フランスが誇るルーブル美術館で、日本人観光客なら通常、大人1人、22ユーロ(約3590円)かかりますが、EU(ヨーロッパ連合)の国の居住者は26歳未満なら無料です。この場合、「外国人価格」=正規料金で、地元の人はそこから割引されている形です。パリの人たちには、拒否されるものではないようです。
ただ、外国人向け価格が「日本人優先」とみられ、対象者から不平・不満を抱かれることは観光政策として望ましいものではないでしょう。価格に「正当性」を持たせる制度設計が必要だと専門家は指摘します。
アジア方面では、施設への入場料が、地元民よりも外国人のほうがかなり高く設定されていることがよくある印象がありますね。
1つの考え方として、公費が投入された施設であれば、日本国民であれば税金をjはらっていますが外国人は(人にもよりますが)払っていないので、その分、外国人には多く負担してもらうという考え方はありそうな気がします。
貧しい国でそういうことがあれば、貧しい国だから仕方がないで済みそうですが、日本は衰えたりとはいえまだ一応は経済大国ですから、格差をつけるならつけるだけの合理的な理由、根拠を持っておくべきでしょう。