「リベラリズムへの不満」

 

「歴史のおわり」

で著名な著者の近刊で、歴史のおわりをまだ読めていないものの、興味を感じて通読してみました。

なかなか難解なところもありましたが、歴史の中で現在に至っているリベラリズムが、捕手陣営からも左翼陣営からも攻撃され、支持を減らし厳しい状況にあるという、強い問題意識で一貫されているのが印象的でした。

私なりの理解では、リベラリズムが、国民の幸福、安全を実現する国民国家の下にあることを再認識した上で、個人を尊重するという本質部分を維持しつつ、より強固な存在になっていく必要性を訴えているように思われたのですが、

他のリベラリズムに関する本も読んだ上で、再読してみる必要性を感じました。