書籍
逗子なぎさホテル物語 知玄舎 Amazon 先に亡くなった作家の伊集院静氏の「大人の流儀」に、このホテルに滞在していた当時のことが繰り返し出てきて、どういうホテルだったのか興味、関心があったのですが、この本の存在を知り、読んでみました。 成り立ちや…
「特攻」の聲 隊員と遺族の八十年 作者:宮本 雅史 KADOKAWA Amazon 来年は戦後80年ですが、これだけの歳月が経つと、当時、生きていた人々もほとんど鬼籍に入り、遺族も、子供世代であっても相当に高齢になってきていて、当時を直接知る人からの証言を得るの…
一片冰心 谷垣禎一回顧録 (扶桑社BOOKS) 作者:谷垣 禎一 扶桑社 Amazon 自民党総裁、幹事長も務めた著者の回顧録です。苦学して司法試験に合格し弁護士になりたてのところで、政治家になる気はなかったのが政治家であった実父の病気、引退で周囲から説…
アジア・ファースト 新・アメリカの軍事戦略 (文春新書) 作者:エルブリッジ・A・コルビー 文藝春秋 Amazon 興味を感じて通読してみました。 現在、中国に対してどのように臨んでいくか、迫っていると言われている台湾有事への対応も含め議論が様々に行われて…
人口減少時代の再開発 「沈む街」と「浮かぶ街」 (NHK出版新書) 作者:NHK取材班 NHK出版 Amazon 元になった番組は見そびれたのですが、書籍化されたこちらは通読してみました。 日本のほとんどの地域で人口が減少する現状で、いかに魅力的な街作りを進め…
吉原遊廓―遊女と客の人間模様―(新潮新書) 作者:髙木まどか 新潮社 Amazon 前に 遊廓と日本人 (講談社現代新書) 作者:田中優子 講談社 Amazon を読んで、遊廓で展開されていたカルチャーがいろいろと紹介されておもしろく読んだのですが、「吉原遊廓」では…
坂の上の雲(三) (文春文庫) 作者:司馬遼太郎 文藝春秋 Amazon 本巻では、日英同盟締結を経て日露戦争開戦へ向けて多いく動いていく当時の状況が描かれていて、興味深く読み進めました。 原作を読みつつ、放映中のドラマを並行して鑑賞していると、映像で、…
無人島のふたり―120日以上生きなくちゃ日記―(新潮文庫) 作者:山本文緒 新潮社 Amazon 2021年に惜しくも癌で亡くなった作家山本文緒の闘病記で、以前、1度通読したのですが、最近、山本文緒関連の記事をyほむことがあり、また読みたくなって通読しました。 …
坂の上の雲(二) (文春文庫) 作者:司馬遼太郎 文藝春秋 Amazon 現在、NHKで再放送中の坂の上の雲を視聴しつつ、原作を再度、通読しようと、少しずつ読んでいますが、2巻まで読みました。 2巻では日清戦争から日露戦争直前あたりまでが取り上げられていて、…
オーバーツーリズム解決論 - 日本の現状と改善戦略 - (ワニブックスPLUS新書) 作者:田中 俊徳 ワニブックス Amazon コロナ禍も明け、外国人観光客が再び増加して、京都などの有名観光地などにおけるオーバーツーリズムの弊害が指摘されることが増えています…
新・幕末史 グローバル・ヒストリーで読み解く列強vs.日本 (幻冬舎新書) 作者:NHKスペシャル取材班 幻冬舎 Amazon NHKで放映された番組を書籍化したもので、番組のほうも観た記憶があったのですが、書籍のほうはそれよりもかなり書き込まれた内容になって…
韓国消滅(新潮新書) 作者:鈴置高史 新潮社 Amazon たまたま知って読んでみました。韓国における様々な問題点、左右両派の対立や中国、米国、日本との関係、そういった関係の在り方についての考え方の違いなど、韓国通の著者の知識、見方が存分に披露されて…
世界史の中の戦国大名 (講談社現代新書) 作者:鹿毛敏夫 講談社 Amazon 室町時代、戦国時代から鎖国へ至る江戸初期へかけて、大名らが様々な形で海外と交流していたことは歴史書の中でも繰り返し取り上げられていますが、本書では、そこに光を当てて、世界史…
二〇三高地 旅順攻囲戦と乃木希典の決断 (角川新書) 作者:長南 政義 KADOKAWA Amazon 日露戦争における旅順二〇三高地攻防戦は、日露戦争の帰趨に大きな影響を与えた著名な戦闘ですが、私自身、それについては専ら 合本 坂の上の雲【文春e-Books】 作者:司馬…
力道山未亡人 作者:細田昌志 小学館 Amazon 歴史に残る稀代のプロレスラー力道山は、早世したこともあって神格化されている面があり、取り上げた書籍も多くありますが、本書のように、その未亡人に光を当てたものはそれほどないのではないかと思います。興味…
初心者でも「高く」「早く」売る!不動産売却“成功”への道しるべ 作者:新川義忠 ごま書房新社 Amazon 先日、同じ著者の 成功事例から学ぶ! 不動産投資“1棟目”の買い方 作者:新川義忠 ごま書房新社 Amazon を読んでおもしろかったので、「買い」の後は「売り…
古代アメリカ文明 マヤ・アステカ・ナスカ・インカの実像 (講談社現代新書) 作者:青山和夫,井上幸孝,坂井正人,大平秀一 講談社 Amazon オーディブルでも出ていたので、オーディブルで通しで聴いてみました。やや難しいところもありましたが、古代アメリカ文…
自民党幹事長 ――歴史に見る権力と人間力 (ちくま新書) 作者:星浩 筑摩書房 Amazon 政治記者経験が長い著者によるもので、興味を感じて通読してみました。なかなか読み応えがありました。 長く政権党にある自民党の幹事長は、大きな権力、影響力をもっており…
なぜ クルマ好きは性能ではなく物語(ブランド)を買うのか 自動車メーカー32ブランドの戦略 作者:山崎 明 三栄書房 Amazon たまたま見つけて読んでみたのですが、様々な自動車のブランドのそれぞれについて、成り立ちや歴史、紆余曲折や現状、今後の展望に…
吉田松陰の生涯: 猪突猛進の三〇年 (586) (歴史文化ライブラリー 586) 作者:米原 謙 吉川弘文館 Amazon 私自身の吉田松陰に対するイメージは、大部分が 合本 世に棲む日日(一)~(四)【文春e-Books】 作者:司馬遼太郎 文藝春秋 Amazon によって形成されて…
102歳、一人暮らし。哲代おばあちゃんの心も体もさびない生き方 (文春e-book) 作者:石井 哲代,中国新聞社 文藝春秋 Amazon 評判になり売れているようなので、買って読んでみました。102歳のこの方が、何を考えどのような生活をしているのか、等身大の姿がよ…
「昭和天皇拝謁記」を読む 象徴天皇制への道 作者:古川 隆久,茶谷 誠一,冨永 望,瀬畑 源,河西 秀哉 岩波書店 Amazon 昭和天皇拝謁記は全巻買って持っているのですが、分量が多く、少ししか読めていない状態です。また、背景がわからないと意味が取れないとこ…
成功事例から学ぶ! 不動産投資“1棟目”の買い方 作者:新川義忠 ごま書房新社 Amazon 不動産投資には興味があって、時々、こういった本を買って頭の体操をしながら読むのですが、よく書かれているのは、1棟目を買うのが大変である、ということで、買いたい気…
失敗の本質 日本海軍と昭和史【毎日文庫】 (毎日文庫 は 4-1) 作者:半藤 一利,保阪 正康 毎日新聞出版 Amazon 本書では、帝国海軍の提督達の遺稿・小柳資料中でインタビューされている旧海軍の将官の述懐を、昭和史に精通した著者らが紐解いていて、私自身、…
関ヶ原合戦を復元する (星海社新書) 作者:水野 伍貴 講談社 Amazon 最近、従来の通説とされてきた関ヶ原合戦の様相が、最新の史料解析等により見直されてきて論争が活発になっていますが、本書はその中で一石を投じる内容で、なかなかおもしろく読むことがで…
新説 徳川家康~後半生の戦略と決断~ (光文社新書) 作者:野村 玄 光文社 Amazon 豊臣秀吉没後、豊臣氏滅亡までの徳川家康の後半生を、史料に基づきつつ丹念に追った内容で、史料の引用が多くて素人には読むのに骨が折れましたが、現状での最新の到達点が示…
炎と怒り トランプ政権の内幕 (早川書房) 作者:マイケル ウォルフ 早川書房 Amazon 以前に出版されたものですが、オーディブルで出ていることを知り、結構、長かったですが聴き通しました。 2016年にトランプ政権が発足した直後の数ヶ月を描いたものですが、…
獄中日記 塀の中に落ちた法務大臣の1160日 作者:河井克行 飛鳥新社 Amazon 雑誌に連載されていることは知っていたのですが、まとめて出版されたので通読してみました。 時々、こういう獄中記を読むと、その時々の施設内処遇の状況がわかるのですが、本書では…
日航・松尾ファイル -日本航空はジャンボ機墜落事故の加害者なのか- 作者:木村良一 徳間書店 Amazon 本書は、日航ジャンボ機墜落事故当時の日本航空の技術担当取締役(その前の尻餅事故の修理にも関与)が残していたファイルに依拠しつつ、同自己を振り返…
首里城と沖縄戦 最後の日本軍地下司令部 (集英社新書) 作者:保坂廣志 集英社 Amazon 沖縄戦については、以前、本ブログでも書いたように yjochi.hatenadiary.com 何冊か読んだことがありますが、最近、首里城地下にある旧32軍司令部が話題になっているところ…