歴史・戦史
吉原遊廓―遊女と客の人間模様―(新潮新書) 作者:髙木まどか 新潮社 Amazon 前に 遊廓と日本人 (講談社現代新書) 作者:田中優子 講談社 Amazon を読んで、遊廓で展開されていたカルチャーがいろいろと紹介されておもしろく読んだのですが、「吉原遊廓」では…
坂の上の雲(三) (文春文庫) 作者:司馬遼太郎 文藝春秋 Amazon 本巻では、日英同盟締結を経て日露戦争開戦へ向けて多いく動いていく当時の状況が描かれていて、興味深く読み進めました。 原作を読みつつ、放映中のドラマを並行して鑑賞していると、映像で、…
坂の上の雲(二) (文春文庫) 作者:司馬遼太郎 文藝春秋 Amazon 現在、NHKで再放送中の坂の上の雲を視聴しつつ、原作を再度、通読しようと、少しずつ読んでいますが、2巻まで読みました。 2巻では日清戦争から日露戦争直前あたりまでが取り上げられていて、…
新・幕末史 グローバル・ヒストリーで読み解く列強vs.日本 (幻冬舎新書) 作者:NHKスペシャル取材班 幻冬舎 Amazon NHKで放映された番組を書籍化したもので、番組のほうも観た記憶があったのですが、書籍のほうはそれよりもかなり書き込まれた内容になって…
世界史の中の戦国大名 (講談社現代新書) 作者:鹿毛敏夫 講談社 Amazon 室町時代、戦国時代から鎖国へ至る江戸初期へかけて、大名らが様々な形で海外と交流していたことは歴史書の中でも繰り返し取り上げられていますが、本書では、そこに光を当てて、世界史…
二〇三高地 旅順攻囲戦と乃木希典の決断 (角川新書) 作者:長南 政義 KADOKAWA Amazon 日露戦争における旅順二〇三高地攻防戦は、日露戦争の帰趨に大きな影響を与えた著名な戦闘ですが、私自身、それについては専ら 合本 坂の上の雲【文春e-Books】 作者:司馬…
古代アメリカ文明 マヤ・アステカ・ナスカ・インカの実像 (講談社現代新書) 作者:青山和夫,井上幸孝,坂井正人,大平秀一 講談社 Amazon オーディブルでも出ていたので、オーディブルで通しで聴いてみました。やや難しいところもありましたが、古代アメリカ文…
「私の体の中に毒針がいる」79年経った今も続く被爆者の苦悩 #戦争の記憶 - 未来に残す 戦争の記憶 - Yahoo! JAPAN 「黒い雨」は被爆直後の調査をもとに援護対象区域が指定され、そこに住んでいた住民が被爆者とされていた。しかし、黒い雨はもっと広範囲で…
遠のく戦争「遺品」手放し売買する遺族も 閉鎖相次ぐ民間資料館、忍び寄る廃棄の危機 継承の灯ー戦後79年㊤(産経新聞) - Yahoo!ニュース 先の大戦が終結して79年。総務省の人口推計によると、戦後生まれは1億932万人(令和5年10月時点)と総人口…
吉田松陰の生涯: 猪突猛進の三〇年 (586) (歴史文化ライブラリー 586) 作者:米原 謙 吉川弘文館 Amazon 私自身の吉田松陰に対するイメージは、大部分が 合本 世に棲む日日(一)~(四)【文春e-Books】 作者:司馬遼太郎 文藝春秋 Amazon によって形成されて…
「昭和天皇拝謁記」を読む 象徴天皇制への道 作者:古川 隆久,茶谷 誠一,冨永 望,瀬畑 源,河西 秀哉 岩波書店 Amazon 昭和天皇拝謁記は全巻買って持っているのですが、分量が多く、少ししか読めていない状態です。また、背景がわからないと意味が取れないとこ…
失敗の本質 日本海軍と昭和史【毎日文庫】 (毎日文庫 は 4-1) 作者:半藤 一利,保阪 正康 毎日新聞出版 Amazon 本書では、帝国海軍の提督達の遺稿・小柳資料中でインタビューされている旧海軍の将官の述懐を、昭和史に精通した著者らが紐解いていて、私自身、…
関ヶ原合戦を復元する (星海社新書) 作者:水野 伍貴 講談社 Amazon 最近、従来の通説とされてきた関ヶ原合戦の様相が、最新の史料解析等により見直されてきて論争が活発になっていますが、本書はその中で一石を投じる内容で、なかなかおもしろく読むことがで…
新説 徳川家康~後半生の戦略と決断~ (光文社新書) 作者:野村 玄 光文社 Amazon 豊臣秀吉没後、豊臣氏滅亡までの徳川家康の後半生を、史料に基づきつつ丹念に追った内容で、史料の引用が多くて素人には読むのに骨が折れましたが、現状での最新の到達点が示…
日航・松尾ファイル -日本航空はジャンボ機墜落事故の加害者なのか- 作者:木村良一 徳間書店 Amazon 本書は、日航ジャンボ機墜落事故当時の日本航空の技術担当取締役(その前の尻餅事故の修理にも関与)が残していたファイルに依拠しつつ、同自己を振り返…
首里城と沖縄戦 最後の日本軍地下司令部 (集英社新書) 作者:保坂廣志 集英社 Amazon 沖縄戦については、以前、本ブログでも書いたように yjochi.hatenadiary.com 何冊か読んだことがありますが、最近、首里城地下にある旧32軍司令部が話題になっているところ…
教養としての「戦国時代」 (PHP新書) 作者:小和田 哲男 PHP研究所 Amazon 私は、著者の本はいろいろと読んでいるのですが、これはその中でも読みやすくおもしろいものでした。 戦国、安土桃山期の史実、エピソードは抑えめに触れながら、著者自身の見方、評…
戦国の女たち 司馬遼太郎・傑作短篇選 (PHP文芸文庫) 作者:司馬 遼太郎 PHP研究所 Amazon 司馬遼太郎の短編集ですが、おもしろそうだったので通読してみました。 戦国末期から安土桃山時代にかけての時代背景での、女性を主人公とした短編集で、かつて読んだ…
硫黄島上陸 友軍ハ地下ニ在リ 作者:酒井聡平 講談社 Amazon 本書は北海道新聞記者である著者によるもので、時間をかけつつ、念願の遺骨収集へ参加し、また、新聞記者としての取材力を発揮して様々な関係者にインタビューも行って、戦後の硫黄島の実態や、硫…
www.nhk.jp 第2回を観ました。 フランクルは、強制収容所で過酷な生活を生き抜き、しかし、愛する妻をはじめ家族を失い、苦悩しますが、しかし戦後を懸命に生き抜いていきます。戦後、収容されていた場所を訪ね、慰霊し、戦時中に良くしてくれた地元の人々と…
夜と霧 新版 作者:ヴィクトール・E・フランクル みすず書房 Amazon 前から読んでみなければと思いつつも読めていなかったのですが、NHKで4月から www.nhk.jp を放映中で、これがなかなか興味深く、本書もやっと通しで、オーディブルで聴きました。 今更、私…
入道殿下の物語 大鏡 (読みなおす日本史) 作者:益田 宗 吉川弘文館 Amazon 大鏡については、歴史の教科書などで、その存在を知っているだけで読んだことはなかったのですが、本書が、口語でわかりやすく噛み砕いて紹介しているので、オーディブルで聴いてみ…
www.nhk.jp 録画していた第1回を観ました。 「夜と霧」は、読みかけては終わりを繰り返し、通読できていません。この6回シリーズを観ながら通読しようと考えています。 第1回では、フランクルの生い立ちからナチスによる迫害化で医師として懸命に生きるまで…
祖父・鈴木貫太郎 孫娘が見た、終戦首相の素顔 作者:鈴木 道子 朝日新聞出版 Amazon 鈴木貫太郎と言えば、昭和天皇の「聖断」を引き出し日本を終戦に導いた救国の首相ですが、本書は、存命の孫娘である著者から見た鈴木元首相を描いたものです。 親族でしか…
徳川家康と関ヶ原の戦い (人をあるく) 作者:本多 隆成 吉川弘文館 Amazon このシリーズは、あまり長くなく、ゆかりの地の紹介も入っていたりしておもしろいので、過去に何冊か読んだことがあるのですが、ちょうど 関ヶ原 上・中・下巻セット (新潮文庫) Amaz…
www.edo-tokyo-museum.or.jp 上記の展覧会は2015年に行われたのですが、都合が悪かったのか忙しかったのか、見学できず、後に残念に思い、図録を読みたいと思っていました。最近になって、ネットで古本が出ているのをたまたま発見し、買い求めて通読してみま…
テロルの昭和史 (講談社現代新書) 作者:保阪正康 講談社 Amazon 本書では、昭和初期の、濱口雄幸首相暗殺事件から226事件までのテロ事件を取り上げていて、私自身、今までいろいろと読んできた各事件ではありましたが、叙述が平易でありわかりやすく、改めて…
関ケ原(下) (新潮文庫) 作者:遼太郎, 司馬 新潮社 Amazon 上、中に続いて下巻を読み、久しぶりに通読することができました。私の関ヶ原観は、この本で形成されていると言っても過言ではなく、改めてしみじみ、傑作であると感じるものがありました。 以下、ネ…
決断の太平洋戦史:「指揮統帥文化」からみた軍人たち (新潮選書) 作者:大木 毅 新潮社 Amazon 私はかつて 指揮官 (文春文庫) 作者:児島 襄 文藝春秋 Amazon を読んで、様々な指揮官の姿に接して強い影響を受けたことがありました。「指揮官」はKindleでも出…
関ヶ原(中)(新潮文庫) 作者:司馬 遼太郎 新潮社 Amazon 上巻に続いて中巻を読みました。上杉攻めに出た徳川家康に対し、石田三成が蜂起し、関ヶ原合戦へと進むところまでが描かれています。 石田三成と上杉景勝、直江兼続が予め示し合わせていたかについ…