歴史・戦史
「私の体の中に毒針がいる」79年経った今も続く被爆者の苦悩 #戦争の記憶 - 未来に残す 戦争の記憶 - Yahoo! JAPAN 「黒い雨」は被爆直後の調査をもとに援護対象区域が指定され、そこに住んでいた住民が被爆者とされていた。しかし、黒い雨はもっと広範囲で…
遠のく戦争「遺品」手放し売買する遺族も 閉鎖相次ぐ民間資料館、忍び寄る廃棄の危機 継承の灯ー戦後79年㊤(産経新聞) - Yahoo!ニュース 先の大戦が終結して79年。総務省の人口推計によると、戦後生まれは1億932万人(令和5年10月時点)と総人口…
吉田松陰の生涯: 猪突猛進の三〇年 (586) (歴史文化ライブラリー 586) 作者:米原 謙 吉川弘文館 Amazon 私自身の吉田松陰に対するイメージは、大部分が 合本 世に棲む日日(一)~(四)【文春e-Books】 作者:司馬遼太郎 文藝春秋 Amazon によって形成されて…
「昭和天皇拝謁記」を読む 象徴天皇制への道 作者:古川 隆久,茶谷 誠一,冨永 望,瀬畑 源,河西 秀哉 岩波書店 Amazon 昭和天皇拝謁記は全巻買って持っているのですが、分量が多く、少ししか読めていない状態です。また、背景がわからないと意味が取れないとこ…
失敗の本質 日本海軍と昭和史【毎日文庫】 (毎日文庫 は 4-1) 作者:半藤 一利,保阪 正康 毎日新聞出版 Amazon 本書では、帝国海軍の提督達の遺稿・小柳資料中でインタビューされている旧海軍の将官の述懐を、昭和史に精通した著者らが紐解いていて、私自身、…
関ヶ原合戦を復元する (星海社新書) 作者:水野 伍貴 講談社 Amazon 最近、従来の通説とされてきた関ヶ原合戦の様相が、最新の史料解析等により見直されてきて論争が活発になっていますが、本書はその中で一石を投じる内容で、なかなかおもしろく読むことがで…
新説 徳川家康~後半生の戦略と決断~ (光文社新書) 作者:野村 玄 光文社 Amazon 豊臣秀吉没後、豊臣氏滅亡までの徳川家康の後半生を、史料に基づきつつ丹念に追った内容で、史料の引用が多くて素人には読むのに骨が折れましたが、現状での最新の到達点が示…
日航・松尾ファイル -日本航空はジャンボ機墜落事故の加害者なのか- 作者:木村良一 徳間書店 Amazon 本書は、日航ジャンボ機墜落事故当時の日本航空の技術担当取締役(その前の尻餅事故の修理にも関与)が残していたファイルに依拠しつつ、同自己を振り返…
首里城と沖縄戦 最後の日本軍地下司令部 (集英社新書) 作者:保坂廣志 集英社 Amazon 沖縄戦については、以前、本ブログでも書いたように yjochi.hatenadiary.com 何冊か読んだことがありますが、最近、首里城地下にある旧32軍司令部が話題になっているところ…
教養としての「戦国時代」 (PHP新書) 作者:小和田 哲男 PHP研究所 Amazon 私は、著者の本はいろいろと読んでいるのですが、これはその中でも読みやすくおもしろいものでした。 戦国、安土桃山期の史実、エピソードは抑えめに触れながら、著者自身の見方、評…
戦国の女たち 司馬遼太郎・傑作短篇選 (PHP文芸文庫) 作者:司馬 遼太郎 PHP研究所 Amazon 司馬遼太郎の短編集ですが、おもしろそうだったので通読してみました。 戦国末期から安土桃山時代にかけての時代背景での、女性を主人公とした短編集で、かつて読んだ…
硫黄島上陸 友軍ハ地下ニ在リ 作者:酒井聡平 講談社 Amazon 本書は北海道新聞記者である著者によるもので、時間をかけつつ、念願の遺骨収集へ参加し、また、新聞記者としての取材力を発揮して様々な関係者にインタビューも行って、戦後の硫黄島の実態や、硫…
www.nhk.jp 第2回を観ました。 フランクルは、強制収容所で過酷な生活を生き抜き、しかし、愛する妻をはじめ家族を失い、苦悩しますが、しかし戦後を懸命に生き抜いていきます。戦後、収容されていた場所を訪ね、慰霊し、戦時中に良くしてくれた地元の人々と…
夜と霧 新版 作者:ヴィクトール・E・フランクル みすず書房 Amazon 前から読んでみなければと思いつつも読めていなかったのですが、NHKで4月から www.nhk.jp を放映中で、これがなかなか興味深く、本書もやっと通しで、オーディブルで聴きました。 今更、私…
入道殿下の物語 大鏡 (読みなおす日本史) 作者:益田 宗 吉川弘文館 Amazon 大鏡については、歴史の教科書などで、その存在を知っているだけで読んだことはなかったのですが、本書が、口語でわかりやすく噛み砕いて紹介しているので、オーディブルで聴いてみ…
www.nhk.jp 録画していた第1回を観ました。 「夜と霧」は、読みかけては終わりを繰り返し、通読できていません。この6回シリーズを観ながら通読しようと考えています。 第1回では、フランクルの生い立ちからナチスによる迫害化で医師として懸命に生きるまで…
祖父・鈴木貫太郎 孫娘が見た、終戦首相の素顔 作者:鈴木 道子 朝日新聞出版 Amazon 鈴木貫太郎と言えば、昭和天皇の「聖断」を引き出し日本を終戦に導いた救国の首相ですが、本書は、存命の孫娘である著者から見た鈴木元首相を描いたものです。 親族でしか…
徳川家康と関ヶ原の戦い (人をあるく) 作者:本多 隆成 吉川弘文館 Amazon このシリーズは、あまり長くなく、ゆかりの地の紹介も入っていたりしておもしろいので、過去に何冊か読んだことがあるのですが、ちょうど 関ヶ原 上・中・下巻セット (新潮文庫) Amaz…
www.edo-tokyo-museum.or.jp 上記の展覧会は2015年に行われたのですが、都合が悪かったのか忙しかったのか、見学できず、後に残念に思い、図録を読みたいと思っていました。最近になって、ネットで古本が出ているのをたまたま発見し、買い求めて通読してみま…
テロルの昭和史 (講談社現代新書) 作者:保阪正康 講談社 Amazon 本書では、昭和初期の、濱口雄幸首相暗殺事件から226事件までのテロ事件を取り上げていて、私自身、今までいろいろと読んできた各事件ではありましたが、叙述が平易でありわかりやすく、改めて…
関ケ原(下) (新潮文庫) 作者:遼太郎, 司馬 新潮社 Amazon 上、中に続いて下巻を読み、久しぶりに通読することができました。私の関ヶ原観は、この本で形成されていると言っても過言ではなく、改めてしみじみ、傑作であると感じるものがありました。 以下、ネ…
決断の太平洋戦史:「指揮統帥文化」からみた軍人たち (新潮選書) 作者:大木 毅 新潮社 Amazon 私はかつて 指揮官 (文春文庫) 作者:児島 襄 文藝春秋 Amazon を読んで、様々な指揮官の姿に接して強い影響を受けたことがありました。「指揮官」はKindleでも出…
関ヶ原(中)(新潮文庫) 作者:司馬 遼太郎 新潮社 Amazon 上巻に続いて中巻を読みました。上杉攻めに出た徳川家康に対し、石田三成が蜂起し、関ヶ原合戦へと進むところまでが描かれています。 石田三成と上杉景勝、直江兼続が予め示し合わせていたかについ…
関ケ原(上) (新潮文庫) 作者:遼太郎, 司馬 新潮社 Amazon 久しぶりに通して読んでみたくなり、上巻を読みました。徳川家康が、豊臣秀吉の死後、様々な策謀をめぐらし、前田家を追い込むあたりまでが描かれています。 私が最初に関ヶ原を読んだのは高校生の頃…
ナチ親衛隊(SS) 「政治的エリート」たちの歴史と犯罪 (中公新書) 作者:バスティアン・ハイン 中央公論新社 Amazon ナチ親衛隊は非常に有名ですが、センセーショナルに取り上げられることが多い割には、通史的なものを読んだ記憶がなかったところ、これが出…
地下鉄サリン事件から29年 高橋さん「風化防ぐのは私たち」(共同通信) - Yahoo!ニュース 事件は1995年3月20日に発生。松本智津夫元死刑囚=教祖名麻原彰晃=の指示を受けた教団幹部らが、地下鉄日比谷線、千代田線、丸ノ内線の計5車両で猛毒のサリンを一斉…
初戦圧倒 (光人社NF文庫) 作者:木元寛明 潮書房光人新社 Amazon 10年近く前になりますが、初めてハワイのパールハーバーを見学し、一生懸命、英語の説明を読みながら印象に残ったのは、宣戦布告前の日本軍による卑劣な騙し打ち、という論調はなく、むしろ、…
坂の上の雲(一) (文春文庫) 作者:司馬遼太郎 文藝春秋 Amazon 「坂の上の雲」は、通しで2、3回くらい読んでいるのではないかと思いますが、最近、通しでは読んでいなかったので通しで読みたくなり、一気に読むのは大変なのでポツポツと読むことにして、ま…
余話として (文春文庫) 作者:司馬 遼太郎 文藝春秋 Amazon かなり前に通読したような気がするのですが、久しぶりに読みたくなり、通読してみました。読んでいると、記憶があるところとないところがあって、前には通読していなかったのかもしれません。 歴史…
高台院 人物叢書 作者:福田千鶴 吉川弘文館 Amazon 今年は、高台院(豊臣秀吉の妻)没後400年ということですが、最近、出た本書を知り、通読してみました。 高台院は、当時の歴史書を読むと随所に登場しますが、高台院を軸にした本はこれまで読んだことがな…