歴史・戦史

古代ローマの砦の遺跡を一挙に発見、定説覆す 機密解除されたスパイ衛星の写真から

古代ローマの砦の遺跡を一挙に発見、定説覆す 機密解除されたスパイ衛星の写真から(ナショナル ジオグラフィック日本版) - Yahoo!ニュース オランダ、フローニンゲン大学の考古学者リーデワイデ・デ・ヨング氏によると、この研究は、古代の景観を研究する…

「地中海世界 ギリシア・ローマの歴史」

地中海世界 ギリシア・ローマの歴史 (講談社学術文庫) 作者:弓削 達 講談社 Amazon 地中海方面の歴史に、ちょっと興味を感じてこれを読んでみました。 紀元前のギリシア文明の繁栄や、それが衰えた後、地中海エリアがローマ帝国の支配下になりローマ文明下で…

「徳川家康 弱者の戦略」

徳川家康 弱者の戦略 (文春新書) 作者:磯田 道史 文藝春秋 Amazon なかなかKindleで出なかったのが、やっと出たので落として通読しました。 著者の意図としては、幕府を開くまでの徳川家康の歩みを、できるだけわかりやすくたどるということのようで、確かに…

「徳川家康と武田勝頼」

徳川家康と武田勝頼 (幻冬舎新書 693) 作者:平山 優 幻冬舎 Amazon 著者の 徳川家康と武田信玄 (角川選書) 作者:平山 優 KADOKAWA Amazon を先に読み、「武田勝頼」のほうも読んでみようと思って、通読してみました。 私自身、不勉強だったのですが、NHK大河…

「撃墜(上)大韓航空機事件」

撃墜(上)大韓航空機事件 撃墜 大韓航空機事件 (講談社文庫) 作者:柳田邦男 講談社 Amazon 最近、北海道へ行く機会があり宗谷岬にも行ったのですが、そこに、1983年9月1日に起きたサハリン上空での大韓航空機撃墜事件の慰霊碑があり、事件のことを思い出し…

「小説帝銀事件」

小説帝銀事件 新装版 (角川文庫) 作者:松本 清張 KADOKAWA Amazon アマゾンのオーディブルで出ているのが目につき、そう言えば通しできっちりと読んだことはなかったなと思い、落として通しで聴きました。 感じたのは、犯行時(余罪を含む)にかなりの数の目…

「信長の血統」

信長の血統 作者:山本 博文 文藝春秋 Amazon 「信長の血統」とありますが、織田信長を中心とした(本能寺の変での死後を含め)、戦国末から江戸初期にかけての、織田家の人々の動き、大きな歴史の動きが流れで紹介されていて、ちょうど、NHK大河ドラマで描か…

「完全版 袴田事件を裁いた男 無罪を確信しながら死刑判決文を書いた元エリート裁判官・熊本典道の転落」

完全版 袴田事件を裁いた男 無罪を確信しながら死刑判決文を書いた元エリート裁判官・熊本典道の転落 作者:尾形 誠規 朝日新聞出版 Amazon 本書は、題名にあるような元裁判官・熊本氏の後半生を描いたノンフィクションで、10年ほど前に出たものに、その後の…

「茜雲 日航機御巣鷹山墜落事故遺族の30年」

茜雲 日航機御巣鷹山墜落事故遺族の30年 作者:8・12連絡会 本の泉社 Amazon 今年で日航機墜落事故から38年ですが、本書は30年の時点で出たもので、買ったまま通読までしていなかったので、最近、通読しました。 犠牲者のご遺族が、それぞれの思いを綴り、年…

「大坂城をめぐる人々:その事跡と生涯」

大坂城をめぐる人々: その事跡と生涯 作者:北川 央 創元社 Amazon 著者は大阪城天守閣博物館の館長も務めた人で、大坂城や大阪の歴史に関する著書はなかなかおもしろく、私も過去に、 大坂城 (新潮新書) 作者:北川 央 新潮社 Amazon などを読んだことがあり…

「日航機123便墜落 最後の証言」「日航機事故の謎は解けたか」

新書885日航機123便墜落 最後の証言 (平凡社新書) 作者:豊裕, 堀越 平凡社 Amazon 日航機事故の謎は解けたか 作者:北村行孝,鶴岡憲一 花伝社 Amazon 日航機墜落事故から今年で38年で、事故の日を中心に報道が相次ぎましたが、前に読んだことがある「最後の証…

「歴史と名将 海上自衛隊幹部学校講話集」

歴史と名将 海上自衛隊幹部学校講話集 (角川新書) 作者:山梨 勝之進 KADOKAWA Amazon 紙の本では持っていて、読みたいと思いつつも読めずにいたのですが、Kindle版も出たことを知り、早速、落として通読しました。 著者は、ロンドン海軍軍縮条約当時の海軍次…

山本五十六、最期の15日間〜歴史に埋もれた「幻の3番機」

山本五十六、最期の15日間~歴史に埋もれた「幻の3番機」 (光文社新書 1251) 作者:池田 遼太,〈語り〉青木蔵男 光文社 Amazon 山本五十六連合艦隊司令長官が前線視察中に米軍機に待ち伏せ攻撃され、同長官らが戦死した、いわゆる海軍甲事件については、過…

「足利将軍と御三家:吉良・石橋・渋川氏」

足利将軍と御三家: 吉良・石橋・渋川氏 (559) (歴史文化ライブラリー 559) 作者:谷口 雄太 吉川弘文館 Amazon 徳川家康の青年期を見ていると、三河一向一揆との戦い当時、三河にいた吉良氏が敵対勢力として登場し、その後、江戸期になると、室町時代以来の名…

柴田勝家 織田軍の「総司令官」

柴田勝家 織田軍の「総司令官」 (中公新書) 作者:和田裕弘 中央公論新社 Amazon 私自身の柴田勝家に対するイメージは、 ・織田信長の最古参の重臣で、一時、反旗を翻したが後に帰参して重用された ・北陸方面で戦っている際に本能寺の変が起き、明智光秀打倒…

「青年家康 松平元康の実像」

青年家康 松平元康の実像 (角川選書 662) 作者:柴 裕之 KADOKAWA Amazon 昨年にKindleで落として、まだ読めていなかったので通読してみました。 今年に入り、青年期の徳川家康に関する本を複数読んでいますが、今なお謎多い築山事件など、諸説入り乱れつつ、…

「海軍こぼれ話」

海軍こぼれ話 (中公文庫 あ 13-10) 作者:阿川 弘之 中央公論新社 Amazon 旧海軍予備学生出身である著者には、 山本五十六(上)(新潮文庫) 作者:阿川 弘之 新潮社 Amazon など旧海軍関係の著名な著作が多く、私もかつてはいろいろと読んでいたものでしたが…

「徳川家康の最新研究 伝説化された「天下人」の虚構をはぎ取る」

徳川家康の最新研究 伝説化された「天下人」の虚構をはぎ取る (朝日新書) 作者:黒田 基樹 朝日新聞出版 Amazon 最近、同じ著者の 徳川家康と今川氏真 (朝日選書) 作者:黒田 基樹 朝日新聞出版 Amazon 家康の正妻 築山殿: 悲劇の生涯をたどる (1014;1014) (平…

二俣城・鳥羽山城・高天神城跡を見学

www.city.hamamatsu.shizuoka.jp www.city.kakegawa.shizuoka.jp 先月の週末、上記の3城跡を日帰りで見学してきました。 二俣城は、徳川信康が築山事件で自害した場所として有名ですが、本丸の天守跡が、なんとも言えず良い感じで、歴史を感じさせるものがあ…

「検証 長篠合戦」

検証 長篠合戦 (歴史文化ライブラリー) 作者:平山 優 吉川弘文館 Amazon 前に、同じ著者の yjochi.hatenadiary.com を読んだことがあり、これがなかなかおもしろく、「検証」のほうも読むつもりでいたのですが、なかなか読めずにいたところ、NHK大河ドラマ「…

徳川家康の嫡男・松平信康と正室・築山殿の死にまつわる謎が残る3つの通説

徳川家康の嫡男・松平信康と正室・築山殿の死にまつわる謎が残る3つの通説(歴史人) - Yahoo!ニュース 事件の際、信康を支える岡崎の徳川家臣団の多くが粛清・追放されている所を見ると、天正2年に発生した大賀弥四郎(おおがやしろう)事件(岡崎の高級…

「徳川家康と今川氏真」

徳川家康と今川氏真 (朝日選書) 作者:黒田 基樹 朝日新聞出版 Amazon NHK大河ドラマ「どうする家康」でも、徳川家康と今川氏真の確執、対決や和解が描かれていましたが、本書を知り、両者の関係が史実ではどうだったのかと思って通読してみました。 読んでみ…

「豊臣秀頼」

豊臣秀頼 (歴史文化ライブラリー) 作者:福田 千鶴 吉川弘文館 Amazon 最近、同じ著者の 淀殿:われ太閤の妻となりて (ミネルヴァ日本評伝選) 作者:福田千鶴 ミネルヴァ書房 Amazon を通読したので、淀殿の次は豊臣秀頼だなと思い、こちらも通読してみました。…

「徳川家康と武田信玄」

徳川家康と武田信玄 (角川選書) 作者:平山 優 KADOKAWA Amazon 先日、同じ著者の 新説 家康と三方原合戦: 生涯唯一の大敗を読み解く (NHK出版新書 688) 作者:平山 優 NHK出版 Amazon を読んだところで、こちらも読んでおこうと思い通読しました。「三方原合…

「新説 家康と三方原合戦 生涯唯一の大敗を読み解く」

新説 家康と三方原合戦 生涯唯一の大敗を読み解く (NHK出版新書) 作者:平山 優 NHK出版 Amazon NHK大河ドラマ「どうする家康」でも、そろそろ三方原合戦を描く段階に来ているようで、昨年にKindleで買ってまだ読めていなかった本書を通読してみました。 …

「土葬の村」

土葬の村 (講談社現代新書) 作者:高橋繁行 講談社 Amazon 現在の日本では、亡くなった人はほとんど火葬されますが、本書では、最近まで土葬の風習が残っていた地域での葬送の様子や、風葬など他の葬送をしていた地域での様子などを、実際の取材に基づいて紹…

「戦国三姉妹 茶々・初・江の数奇な生涯」

戦国三姉妹 茶々・初・江の数奇な生涯 (角川選書) 作者:小和田 哲男 KADOKAWA Amazon 前に買って、ちょっと読んだのですが読みかけになっていたのを、NHK大河ドラマ「どうする家康」で浅井家が取り上げられているのを観ていて読みたくなり、通読しました。 …

「淀殿:われ太閤の妻となりて」

淀殿:われ太閤の妻となりて (ミネルヴァ日本評伝選) 作者:福田千鶴 ミネルヴァ書房 Amazon この前に、 羽柴家崩壊 (中世から近世へ) 作者:黒田 基樹 平凡社 Amazon を読んでおもしろかったので、淀殿について評伝を通しで読んでみようと思い、前から持って…

松本潤「どうする家康」復調のナゼ…松重豊らベテラン“徳川家臣団”の結束力が追い風に

松本潤「どうする家康」復調のナゼ…松重豊らベテラン“徳川家臣団”の結束力が追い風に(日刊ゲンダイDIGITAL) - Yahoo!ニュース 『どうする家康』は、“神君”と呼ばれた歴史上の人物ではなく、“弱い人間”に焦点を当てた成長ストーリーです。劇中の家康の成長…

「羽柴家崩壊」

羽柴家崩壊 (中世から近世へ) 作者:黒田 基樹 平凡社 Amazon NHK大河ドラマ「どうする家康」では、浅井長政による裏切り、織田信長攻撃が描かれつつありますが、幼少時の淀殿もドラマに出てきていて、以前に買って読んでいなかった本書が良みたくなり読んで…