「歴史と名将 海上自衛隊幹部学校講話集」

 

紙の本では持っていて、読みたいと思いつつも読めずにいたのですが、Kindle版も出たことを知り、早速、落として通読しました。

著者は、ロンドン海軍軍縮条約当時の海軍次官で、「条約派」と目され、その後、中枢から遠ざけられて予備役に編入された人ですが、本書は、戦後、海上自衛隊幹部学校での講和をまとめたものです。

戦史を縦横無尽に語り、人物評や、戦史から導き出された貴重な戦訓など、実に読み応えのある内容であり、予想以上に読むのに時間がかかりましたが、勉強になりました。

読んでいて感じたのは、自分が欧州戦史に疎いということであり、その辺をしっかり勉強して、また本書を再読したいと思いました。