歴史・戦史

「NHK大河ドラマ歴史ハンドブック鎌倉殿の13人:北条義時とその時代」

NHK大河ドラマ歴史ハンドブック 鎌倉殿の13人: 北条義時とその時代 (NHKシリーズ NHK大河ドラマ歴史ハンドブック) NHK出版 Amazon いよいよ新大河ドラマが始まりましたが、私は今年に入って3冊目の関連本でこれを読みました。 大河ドラマに即した、わかりや…

「北条義時 鎌倉殿を補佐した二代目執権」

北条義時 鎌倉殿を補佐した二代目執権 (中公新書) 作者:岩田慎平 中央公論新社 Amazon 新年早々に、 鎌倉殿と執権北条氏 義時はいかに朝廷を乗り越えたか (NHK出版新書) 作者:坂井 孝一 NHK出版 Amazon をまず読んだのですが、2冊目として「北条義時 鎌倉…

「鎌倉殿と執権北条氏:義時はいかに朝廷を乗り越えたか」

鎌倉殿と執権北条氏: 義時はいかに朝廷を乗り越えたか (NHK出版新書 661) 作者:坂井 孝一 NHK出版 Amazon 今年のNHK大河ドラマは「鎌倉殿の13人」ですが、私自身、その後の室町、戦国時代については割とよく読んできたものの、鎌倉時代についてはあまり読ん…

吉沢亮「青天を衝け」で8キロ増量 大河完走で「ちょっとだけ老けたかも」

吉沢亮「青天を衝け」で8キロ増量 大河完走で「ちょっとだけ老けたかも」(シネマトゥデイ) - Yahoo!ニュース 「日本資本主義の父」と呼ばれた渋沢栄一の91歳に渡る生涯を描いた大河ドラマ「青天を衝け」が、26日に最終回を迎えた。 私は、渋沢栄一について…

「近代日本と軍部 1868-1945」

近代日本と軍部 1868-1945 (講談社現代新書) 作者:小林道彦 講談社 Amazon なかなか読めていなかったのが、アマゾンのオーディブルで出ていたので、移動中の車内で聴くようになり、これが結構長くて延々と聴いていたのですが、年末になってやっと聴…

「外務省革新派」

外務省革新派 (中公新書) 作者:戸部 良一 中央公論新社 Amazon 戦前、戦中の昭和史に関する本を読んでいると、官僚の中に革新派という一群の人々がいて様々に活動していて、一度、そこにスポットライトを当てた本を読みたいと思っていたので、これを読んでみ…

真珠湾攻撃から80年 米ハワイで追悼式典

真珠湾攻撃から80年 米ハワイで追悼式典(日本テレビ系(NNN)) - Yahoo!ニュース 式典が開かれた公園は攻撃を語り継ぐ役割を担っていて、公園の管理者は「戦艦の元乗組員らが今回は駆けつけてくれたが、当時を知る人たちは年々少なくなっている」と話し…

「ガラシャ(中世から近世へ)」

ガラシャ (中世から近世へ) 作者:山田 貴司 平凡社 Amazon 細川ガラシャについては、これまで、 yjochi.hatenadiary.com yjochi.hatenadiary.com yjochi.hatenadiary.com といった本を読んで(聴いて)きて、また、明智光秀関係の本を読むと必然的に細川ガラ…

「戦前日本のポピュリズム 日米戦争への道」

戦前日本のポピュリズム 日米戦争への道 (中公新書) 作者:筒井清忠 中央公論新社 Amazon 前からポピュリズムには興味、関心を持ちつつ、なかなか関連する本が読めずにいたのですが、先日の衆議院銀総選挙で日本維新の会が躍進し、維新がポピュリズム政党かど…

「広田弘毅:常に平和主義者だった」

広田弘毅:常に平和主義者だった (ミネルヴァ日本評伝選225) 作者:井上寿一 ミネルヴァ書房 Amazon 元首相でA級戦犯として処刑された広田弘毅については、これまで 広田弘毅―「悲劇の宰相」の実像 (中公新書) 作者:服部 龍二 中央公論新社 Amazon 落日燃ゆ (…

伊ポンペイの別荘遺跡で「奴隷部屋」発見

伊ポンペイの別荘遺跡で「奴隷部屋」発見(AFPBB News) - Yahoo!ニュース 発見について、ポンペイ考古学公園(Archaeological Park of Pompeii)のガブリエル・ツフトリーゲル(Gabriel Zuchtriegel)事務局長は、「ほぼエリート層の男性によってのみ記され…

「石橋湛山の65日」

石橋湛山の65日 作者:保阪 正康 東洋経済新報社 Amazon 石橋湛山に関する本は、Kindle本も含め数冊持っているのですが、なかなか通読できておらず、新しく出たこれをまず読んでみようと思い、通読してみました。石橋の戦後の歩み、首相への道のりが丹念にた…

「平沼騏一郎 検事総長、首相からA級戦犯へ」

平沼騏一郎 検事総長、首相からA級戦犯へ (中公新書) 作者:萩原淳 中央公論新社 Amazon 昭和史関係の本を読んでいると、平沼騏一郎の名前は端々に出てきて、最も前面に出てくるのは、ドイツがソ連との間で突如として不可侵条約を締結し、日独伊三国同盟体制…

「戦争という選択」

戦争という選択 作者:関口高史 作品社 Amazon 元防衛大学校准教授であった著者による大著で、出てすぐに買って読まねば読まねばと思っていたのですが、全382ページという分量でなかなか読めず、今月になってやっと通読しました。 日米開戦がテーマですが、明…

「箱根富士屋ホテル物語」

箱根富士屋ホテル物語 (小学館文庫) 作者:山口 由美 小学館 Amazon 箱根富士屋ホテルと言えば歴史を誇る名門ホテルですが、最近、ちょっと立ち寄る機会があり、改めて関心を持って、この本を読んでみました。 著者は同ホテルの創業者一族で、単なるライター…

「クレムリン秘密文書は語る 闇の日ソ関係史」

クレムリン秘密文書は語る 闇の日ソ関係史 (中公新書) 作者:名越健郎 中央公論新社 Amazon 最近、 真説 日本左翼史 戦後左派の源流 1945-1960 (講談社現代新書) 作者:池上彰,佐藤優 講談社 Amazon を読んでいたところ、「クレムリン秘密文書は語る…

「戦国の村を行く」

戦国の村を行く (朝日新書) 作者:藤木 久志 朝日新聞出版 Amazon 藤木氏の本は、読んでみたいと思いつつ、買って放りっぱなしでなかなか読めずにいたのですが、これがKindleで出ていることを知り、落として読んでみました。予想通り興味深く読めました。 私…

「真説 日本左翼史 戦後左派の源流 1945-1960」

真説 日本左翼史 戦後左派の源流 1945-1960 (講談社現代新書) 作者:池上彰,佐藤優 講談社 Amazon 私自身、東京地検公安部に在籍していたこともあり、また、その後も右翼、左翼といった存在には興味、関心を持っていて、平均的な日本人よりはそうい…

「太平洋の巨鷲」山本五十六 用兵思想からみた真価

「太平洋の巨鷲」山本五十六 用兵思想からみた真価 (角川新書) 作者:大木 毅 KADOKAWA Amazon 山本五十六については、多数の書籍があり、映画でも取り上げられて、今なお根強い人気がある人物ですが、本書では、戦略、作戦、戦術という観点で、山本五十六を…

「細川ガラシャ夫人」

細川ガラシャ夫人 作者:三浦 綾子 パンローリング株式会社 Amazon 最近、移動中の車内でアマゾンのオーディブルを聴いていますが、たまにはこういう小説も良いだろうと思い、聴いてみました。 細川ガラシャの幼少時から細川忠興の若妻時代は、明智光秀の動き…

「吉田松陰とその家族 兄を信じた妹たち」

吉田松陰とその家族 兄を信じた妹たち (中公新書) 作者:一坂太郎 中央公論新社 Amazon 大河ドラマ「花燃ゆ」放映当時に出た本で、Kindleで落としてそのままになっていたので、最近になって読んでみました。 私の場合、吉田松陰といえば 合本 世に棲む日日(…

「沖縄決戦ー高級参謀の手記」

yjochi.hatenadiary.com ずっと読み進めていたのですが、細かい戦況の話が延々と続き、地理がわからないのでGoogle マップで引いてみたりしながら読んでいるうちに、結構、時間がかかり、最近、やっと読み終えました。骨は折れましたが、沖縄戦への理解がよ…

「大和」艦橋から見たレイテ海戦 栗田艦隊は決して逃げていない!

「大和」艦橋から見たレイテ海戦 栗田艦隊は決して逃げていない! 作者:都竹卓郎 桜の花出版 Amazon 著者は、2018年に惜しくも逝去されましたが、2017年に、靖国神社であるイベントがあり、その際、間近でお姿を拝見したことがあります。かくしゃくとしてい…

「幻の本土上陸作戦 オリンピック作戦の全貌」

幻の本土上陸作戦 オリンピック作戦の全貌 (祥伝社新書) 作者:NHK「果てなき殲滅戦」取材班+中津海法寛 祥伝社 Amazon 以前、NHKで放映されたものが書籍化され、番組を観た記憶があって、早速、読んでみました。 昭和20年(1945年)秋以降に計画されていた連…

「日本大空襲「実行犯」の告白ーなぜ46万人は殺されたのか」

日本大空襲「実行犯」の告白―なぜ46万人は殺されたのか―(新潮新書) 作者:鈴木冬悠人 新潮社 Amazon 2017年にNHKBSで放映された番組が書籍化されたものですが、その番組を見た記憶があったので、最近出た本書を、早速、読んでみました。 私の認識では、日本…

「河井継之助の決断:長岡攻防戦における機動戦略とその限界」

河井継之助の決断: 長岡攻防戦における機動戦略とその限界 (歴史ソウゾウ文庫) 作者:福田 誠 Amazon かつて歴史関係の雑誌に掲載されたもののようですが、Kindleで読めるのをたまたま知り、興味を感じて読んでみました。 河井継之助が家老であった長岡藩が加…

「令和を生きる 平成の失敗を越えて」

令和を生きる 平成の失敗を越えて (幻冬舎新書) 作者:半藤 一利,池上 彰 幻冬舎 Amazon 一昨年の令和元年に出た本ですが、読んでいなくて、最近になって読みました。歴史に精通した半藤氏と博学な池上氏の対談で、なかなか読み応えがありました。 私が司法修…

「自衛隊最高幹部が語る令和の国防」

自衛隊最高幹部が語る令和の国防 (新潮新書) 作者:岩田 清文 ,武居 智久 ,尾上 定正 ,兼原 信克 新潮社 Amazon 自衛隊の幕僚長等を務めた元幹部らによる対談で、興味を感じて読んでみました。 軍事面から見た、現在の日本が置かれた状況、他国による日本攻撃…

「太平洋戦争への道 1931-1941」

太平洋戦争への道 1931-1941 (NHK出版新書 659, 659) 作者:半藤 一利,加藤 陽子 NHK出版 Amazon 2017年8月に、NHKラジオで行われた対談が書籍化されたということで、早速、読んでみました。 対談者は、いずれも、ジャーナリスト、研究者として昭和史に造詣が…

米、台湾に自走砲 バイデン政権初の武器売却に中国反発

米、台湾に自走砲 バイデン政権初の武器売却に中国反発(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース 米国防総省は、台湾が、米国などの部隊との相互運用能力を高めるとしている。今年1月にバイデン政権が発足した後、台湾への武器売却は初めてで、中国政府は反発…