「戦前日本のポピュリズム 日米戦争への道」

 

前からポピュリズムには興味、関心を持ちつつ、なかなか関連する本が読めずにいたのですが、先日の衆議院銀総選挙で日本維新の会が躍進し、維新がポピュリズム政党かどうかは議論が分かれるところとは思いますが、この辺でがっちり読んでおこうと思い、まず、これを読みました。

これを読んだ後、

 

 

へと読み進めようと考えています。

「戦前日本のポピュリズム」は、日比谷焼打事件から話を始め、その後の日本の歴史をポピュリズムという観点で辿っていて、日本でも、ポピュリズムが戦前から根強く政治、社会に影響を及ぼしていたことがよくわかります。

有名な昭和維新の歌で、

盲ひたる民 世に踊る

という一節がありますが、正に、愚かな民衆が、新聞、軍部、革新派官僚等々と連携し一体となって、誤った道へ国を暴走させ追い込んで行った歴史を目の当たりにして、慄然とするものがありました。

こういったポピュリズムが、代表制民主主義の必然的な到達点であるならば、何ら救いがない悲劇としか言えなくなり、果たしてそうなのか、今後も読書しながら考えていきたいと思います。