「幻の本土上陸作戦 オリンピック作戦の全貌」

 

以前、NHKで放映されたものが書籍化され、番組を観た記憶があって、早速、読んでみました。

昭和20年(1945年)秋以降に計画されていた連合軍による日本本土上陸作戦は、九州、ついで関東に、大規模な連合軍が上陸し日本を降伏させようとしていたもので、対する日本軍も「決号作戦」として、本土決戦を準備していたものでした。本書を読んで、連合軍が頑強な日本軍の抵抗を排除するために、複数の原子爆弾の使用すら検討していたことや、上陸前に日本軍の戦力、抵抗力を減殺するため、南九州をしらみつぶしに無差別爆撃し、多数の民間人の犠牲も生じていた実態がまざまざとわかり、戦慄すべき事態であったと感じるものがありました。

もし、この作戦が実行に移されていた場合、連合軍の犠牲も多数にのぼり、それをはるかに上回る日本軍、民間人の犠牲が出たことは確実で、その前に終戦となることで、膨大な人命が救われたと言えるでしょう。

これを機に、積ん読状態になっている

 

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