「一片冰心 谷垣禎一回顧録」

 

自民党総裁、幹事長も務めた著者の回顧録です。苦学して司法試験に合格し弁護士になりたてのところで、政治家になる気はなかったのが政治家であった実父の病気、引退で周囲から説得されて政治への道へ転身し、紆余曲折を経つつ政治家として大成していった様子、不幸な自転車事故で引退した経緯などが淡々と語られていました。実直、誠実そうな人柄も感じられ、過酷な政治の世界で、このような人柄で生きてきたということがしみじみ感じられるものがありました。

これから政治を目指す人にもお勧めしたい1冊です。