映画「チャプター27」

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1980年に発生した、衝撃的なジョン・レノン射殺事件を、「犯人」の視点から描いた映画です。犯人であるチャップマンの精神状態自体に、犯行当時、かなり問題があったことがよくわかります。結局、この男は何のためにジョン・レノンを射殺したのか?という、割り切れなさ、空しさが残り、あまり後味は良くない映画、と言えるように思います。
この事件が起きた当時、私は中学生でしたが、ラジオの深夜放送(オールナイトニッポンだったと思います)が、急遽、ジョン・レノン追悼番組になって、明け方まで、ビートルズジョン・レノンの曲を流し続けていた記憶があります。ジョン・レノンビートルズの偉大さは、まだ、よくわかっていませんでしたが、大変な事が起き、大変な人が亡くなったんだな、と強烈な印象を受けたことが、今でも思い出されます。
ジョン・レノンが、自宅建物前で、集まったファンに気さくに対応するような状態であったことが仇となった面もあると思いますが、どこでどのような人間に狙われているかわからず、要人等の警護、ということは、軽視できない重要な課題である、ということを改めて強く感じました。