住銀事件の近藤受刑者が病死=短銃所持で服役中−名古屋支店長射殺

http://www.jiji.com/jc/zc?k=200904/2009040800859&rel=y&g=soc

事件は94年9月14日朝に発生。住友銀行名古屋支店長の男性=当時(54)=が名古屋市千種区の自宅マンション玄関前で、何者かに短銃でみけんを撃ち抜かれ死亡した。
近藤受刑者は同年11月、射殺事件に使われた短銃を持ち大阪市の同行本店(当時)を訪れ、銃刀法違反容疑で現行犯逮捕された。
いったんは事件への関与を認める供述をしたが、その後は否認。95年7月、銃刀法違反などの罪で懲役7年の判決を受け、収監された。

私は、94年4月から95年3月まで、名古屋地検刑事部に在籍し、一般事件を担当しつつ、財政経済係の補助ということで、贈収賄事件や脱税事件などの捜査にも携わっていましたが、私がいた部屋のすぐ近くで、別の検事が、この被疑者を取調べていたことが思い出されます。今では検事正クラスになっているさらに別の検事が主任検事でしたが、捜査は難航していたようで、ここではとても言えないような、深い底なしの闇へとつながるような話が漏れ伝わってきていたことも思い出されます。
支店長射殺事件は、発生後、既に14年以上が経過し、今年の9月で公訴時効が満了してしまうという状況になっていますが、いずれ、本ブログの「時効警察」カテゴリで取り上げることになりそうです。