<法科大学院>明治学院大が募集停止 入学志願者減で

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120528-00000076-mai-soci

明治学院大によると、04年度には1329人(定員80人)だった入学志願者が12年度には59人(同40人)に激減。実際に入学したのは5人だった。11年度の司法試験の合格率は4.5%だった。

私が、特に危惧しているのは、法科大学院の入学志願者が、全体として、かつてより激減していて、法曹界というものへの、人々の関心が低下していることですね。志願者が多ければ良い、というものでもありませんが、現状では、優秀な人材を惹きつけ志願させる魅力というものを、法曹界が次第に失いつつあるのではないか、と思います。もちろん、法曹養成制度の問題点、ということも、作用していることは確実で、全体としての制度、システムに、早急に改革、てこ入れを行わないと、法曹界全体の地盤沈下、ということにつながりかねないでしょう。きちんとやるべき仕事を行い国家、国民へ貢献できる、魅力を持ち優秀な人材が常に供給されるような職業、業界というものであるため、内輪でいがみあっているのではなく、知恵を出し合い協力すべきところは協力しあって、より良い方向へと進むことが急務でしょう。
現状のように、滝壺が迫りつつあるのに、口が達者な船頭が大勢いて漕ぎもせず船の上で議論しているような状態では、皆が船ごと滝壺に落ちてしまいますから、まず、そういう状態では駄目だ、という共通の認識を持つ必要があると思います。

追記:

これからの法曹養成
http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20110817#1313517586