「三鷹事件」の再審請求で初の証人尋問 死刑確定から70年、真相究明へ 弁護団「大いに期待」(弁護士ドットコムニュース) - Yahoo!ニュース
警察は共産党の関与を疑い、竹内さんと共産党員9人の計10人を逮捕、起訴。竹内さんは捜査段階で、単独犯行の自白をしたものの、その後の裁判では一転して無実を主張するなど、供述を繰り返し変えたとされる。
第3次再審請求では、暴走した電車のパンタグラフ(電車が電気を取り込むための装置)が、どの段階で上がった状態になったのかが主要な争点の一つになっているという。 野嶋弁護士は会見で、事件直後に現場を撮影した新聞社の写真を示しながら、パンタグラフの状態がこれまでの検察側の主張と矛盾しているなどと指摘した。
過去の冤罪事件で、自白が主たる証拠になっていたものでは、客観証拠と自白の矛盾により自白の信用性が否定され無罪になったものが複数あります。上記のパンタグラフの状態と自白の関係が今ひとつよくわかりませんが、裁判所が証人尋問を実施する程度の関心は抱いているということは言えるでしょう。
直ちに再審開始へと結びつくかどうかは何とも言えませんが、今後に注視していく必要を感じます。
GHQや米軍傘下の謀略機関による犯行とも言われてきた歴史的事件であり、再検証の必要も感じます。