「心霊スポット」廃ホテルに若者が相次ぎ侵入、警察「人生台無しにするな」と激怒…騒音やポイ捨ても

東金署は引き続き見回りを強化するほか、Ｘ（旧ツイッター）上でこう注意を呼びかけている。

「法律に抵触するだけでなく老朽化による崩落の可能性もあり大変危険！　単なる好奇心から事件事故に発展するとしても、あなたは廃虚に侵入しますか？」

こういった侵入行為は、一定の管理がされている場合は刑法上の建造物侵入罪に該当しますし、管理がされていなくても、軽犯罪法上の

人が住んでおらず、且つ、看守していない邸宅、建物又は船舶の内に正当な理由がなくてひそんでいた者

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（1条1号）

入ることを禁じた場所又は他人の田畑に正当な理由がなくて入つた者

（1条32号）

といった構成要件に該当することがあり得ます。警察当局も取り締まりの姿勢を示していますから、安易に侵入して刑事事件化することも十分にあり得るでしょう。慎重に臨む必要があると思います。