英裁判所、Twitter経由で差し止め命令発行へ

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0910/02/news055.html

英国の高等裁判所は10月1日、Twitterでのなりすましをめぐる訴訟で、初のTwitter経由の差し止め命令を下すことを命じた。同サービスで他人になりすましている匿名のユーザーに連絡を取るには、それが最善だとしている。
この訴訟の原告である法律事務所Griffin Lawは、同事務所のオーナーである右派ブロガー、ドネル・ブレイニー氏になりすましたTwitterアカウント(www.twitter.com/blaneysblarney)に対する差し止め命令を求めていた。

Griffin Lawのアンドレ・ウォーカー氏は、高裁がアカウントを取得したら、差し止め命令の対象となる匿名のTwitterユーザーにメッセージを送るとしている。
「問題のユーザーが誰であれ、投稿をやめ、これまでの投稿を削除し、Webのフォームで高裁に身元を明かすよう命じられる」(同氏)

なかなかおもしろい方法であると同時に、このような問題においては有効な方法という印象も受けますね。また、ツイッターがかなり普及、浸透してきていることを示す一事例ということも言えるでしょう。
インターネット上で匿名による情報発信をする何者かがいて、メールアドレスしかわからないというケースはかなりありますが、そのような場合に、日本でも上記のような方法が認められれば、かなり役立つということは多くなるでしょう。現実がどんどん進化していることに合わせて、法制度も変わらなければならないということを感じさせられるニュースでもあります。