殺人事件が時効成立 長野

http://sankei.jp.msn.com/region/chubu/nagano/080106/ngn0801060248001-n1.htm

事件は5年1月5日午後10時ごろ、植松さんが自宅前で何者かに出刃包丁で背中を刺されて倒れているのを家族が発見、110番通報した。植松さんは6日未明に出血性ショックで死亡した。県警は強盗殺人事件として豊科署(現安曇野署)に捜査本部を設置し、捜査していたが、有力な手掛かりはつかめなかった。

平成5年1月5日というと、私はまだ新任明けの検事として徳島地検にいて、次の任地のことを考えていた頃ですね。その年の4月から名古屋地検で勤務するようになりました。前年末から身柄事件を抱えていて、郷里の広島から早めに徳島に戻り、1月3日に警察へ被疑者調べに行ったところ、被疑者に大変恐縮されて、取調べがやりやすかったことが思い出されます。
15年という歳月の重みが感じられますが、この事件の翌年に、松本サリン事件が発生していて、捜査初期の段階で影響がなかったのか、ということが気になります。