井の頭公園バラバラ殺人が時効…15年、目撃情報乏しく

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090423-00000016-yom-soci

94年4月21日夕、川村さんは、高田馬場で知人と会食。同日午後11時30分頃、JR新宿駅で足取りが途絶えた。発覚は23日午前11時頃。川村さんの自宅近くの同公園のゴミ箱などから指紋がそぎ落とされた手首やひじなど20個以上が見つかった。同庁は、交友関係を中心に捜査を進めたが難航を極めた。目撃情報も乏しく、15年間の情報提供は約250件のみだった。

日本の首都である東京で、善良な市民が突然行方不明になり、著名な公園内でバラバラにされた状態で発見されたにもかかわらず、犯人はおろか、なぜそういった事態が生じてしまったかを推測できる材料すら収集できなかった、というのは、考えてみると恐ろしいことではないかと思います。オリンピックに投じる資金があるなら、もっと頼りがいのある警察官を増強するための資金に使ってほしいという気持ちすら生じてきます。
こういった状態で15年経つようでは、50年経っても100年経っても、目ぼしい進展はとても期待できそうになく、単なる時効期間の延長を行っただけでは意味がないということを改めて強く印象付ける事件ではないかと思います。