時効まで1カ月 東京・井の頭公園の切断遺体事件

http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090322/crm0903221557011-n1.htm

事件は6年4月23日に発覚。井の頭公園内の数カ所のごみ箱に、ポリ袋に入った切断遺体が捨てられているのを清掃員が発見した。
警視庁によると、ビニール袋を持った不審な2人組の男が公園内をうろついているのを複数の人が見ているが、目撃情報は少なく捜査は難航している。

帰宅途中の被害者が何者かにより殺害され、遺体が切断されて井の頭公園内に遺棄されていた、という、社会に衝撃を与えた事件でしたが、間もなく時効を迎えようとしているんですね。
日本警察の捜査力の低下を感じるとともに、時効が成立して殺され損にならないよう、各自が十分注意しなければならないということを感じます。これでは、重大事件で犯人が捕まえられず言い訳ばかりがうまくなる「言い訳警察」と言われても仕方がないでしょう。
公訴時効について、廃止等の見直しが検討されていますが、時効を迎えてしまう多くの重大事件で、警察は、数年間程度捜査をやって犯人が検挙できないと、記録をロッカーに放り込んでしまい、事実上、時効成立まで捜査を放棄しているのが現状で、捜査体制の強化ということを行わないと、いくら時効を撤廃したりしても、永遠に事件が放置されるだけのことになってしまいかねません。