法律学習の上で参考になるコメント

ボツネタ

http://d.hatena.ne.jp/okaguchik/

の12月24日のコメントで、

h 『昔は、様々な文献にあたり、それを素材にして自ら考え、他人と討論して知識を集約していくという作業を避けることが出来ませんでした。それにはまり込みすぎていく人も受からないし、全くやらない人も受からなかった。予備校の発達で情報が整理されていくと、余分なことをやらずに、その範囲を如何にこなしていくかが勝負になっていった。決して合格は楽にはなっていないけれど、合格だけを考えたことで身に付くスキルだけではなく、異なった角度からものを切れる力も持って欲しいと言うことでしょう。つねに切取線やのりしろがついているわけではないのですから。』

とあり、まったくその通りであると思いました。
私は、以前から、法律学習上、利用できるものは徹底的に利用すべきである、という意見を持っており、予備校とか予備校が出しているテキスト等も、役立つものであれば、毛嫌いせず利用すべきであると考えています。
ただ、整理された情報に接する、といったことが度を過ぎれば、分析力や応用力等が身につかず、司法試験合格や質の良い実務家になるという目標から遠ざかって行く、ということになりかねません。
目標達成のために何をすべきか、ということを、常に考えながら学習を続ける熱意と努力が必要でしょう。