http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/renai/
最新の記事である(8)まで、一通り読んでみましたが、現状についていろいろな側面から紹介していて、参考になります。
(8)では、司法試験予備校に依然として根強い需要があることが紹介されていますが、試験というものが存在する限り、合理的かつ効果的に勉強するため、予備校を利用したいという需要は必ず存在し、それに対応しようという動きも必ず起きてきますから、司法試験の世界だけ例外、ということはあり得ないでしょう。そういった場で、適切でない教育が行われていれば、教育制度の中で結果を出しても出さなくても存続できるようなおめでたい機関(一部のポンコツな法科大学院のように)ではありませんから、見放されて利用されなくなり淘汰されるのが関の山で、存続しているということは、そこに何らかの利用価値が見出されているからであると思います。
受験生や法科大学院生としては、文部科学省、法科大学院、日弁連等の関係者の一部が吹聴しているような、現実から遊離した空疎な理想論に振り回されることなく、確実に結果を出し試験に合格して次のステップへ進むために何をすべきか、何を利用すべきか、ということをよく考え、そのために予備校が必要であれば、経済面で過大な負担にならないよう注意しつつ、着実に利用して行くべきでしょう。