Appleが「iPhone 9」を出さなかったワケ | AppBank
2017年のiPhoneの発売には、他のモデルにはない意義がありました。それは、iPhone発売から10周年という記念日だったという点です。
日本のメーカーなら、8の次は9で、9を飛ばすのはおかしい、といった杓子定規な意見が通ってしまいそうですが、そこはマーケティングに長けたアップル、ということでしょうね。
iPhone Xが出た当時のことを思い出してみると、事前に、凄い10周年記念モデルが出るらしいと盛り上がり、発売直後はiPhone Xがなかなか入手できずにネット上で騒いでいる人がたくさんいたことが思い出されます。
これが、iPhone9では、盛り上がり方もあそこにまでは至らなかったでしょう。ナイン、という、英語としてもなんとなく否定的な響き、日本では「苦」につながるという、ネガティブな印象も、避けられた原因だったのかもしれません。
ネーミングの難しさや、うまくいった場合の大きな効果を考えさせられる話題です。