ルイ・ヴィトンのスマートウォッチ 43万円の価値はある?

ルイ・ヴィトンのスマートウォッチ 43万円の価値はある?(山口健太) - 個人 - Yahoo!ニュース

新モデル最大の特徴といえるのが「カスタムデザインした新たなOS」です。ルイ・ヴィトン ジャパンによれば、第2世代までの「Wear OS」から、新しい独自OSに切り替えたとしています。

カスタマイズについては、Google Playストアからアプリのインストールに代わって、ルイ・ヴィトンが独自に機能を作り込んでいるとのこと。具体的には、その日の予定や天気情報を表示する「My Day」、タイマーやアラーム、音楽のコントロール機能、旅行に便利な「My Travel」といった機能を搭載しています。

特にトラベル機能としては、飛行機の搭乗券やホテルの予約状況、30都市の「シティ・ガイド」に対応するなど、前モデル同様に注力しているようです。ルイ・ヴィトンはもともと旅行用トランクから始まったブランドということもあり、時計についても旅行に便利であることを意識しているようです。

スマホとの連携機能としてはiOSAndroidに加え、ファーウェイのHarmony OSにも対応。さらにアップルのエコシステム以外では初めて、iPhoneとつながることをアップルが保証するMFi(Made for iPhone)認証を取得したとしています。

私の記憶では、既存のモデルではWear OSのバージョンアップができなかったはずで、独自OSを採用して、上記のような独自機能を充実させることで、陳腐化しないようにOS、アプリのバージョンアップを励行しつつつ開けるようにした、ということでしょうか。

こういった高級腕時計を使う人で、多種多様にアプリを使いたいという人はまずいないでしょうから、上記のような路線は、まずまず悪くないものではないかという気がします。

ただ、技術の世界は日進月歩ですから、ルイ・ヴィトンがどこまで陳腐化しないようにデジタル面での改善を施していけるかには未知数なものを感じます。一種の賭けですかね。

賭けに負けた場合、これだけのお金を出しても痛くない、という人に向いている製品という気がします。

なお、私は資金もなく買いません(笑)。