2010-05-05から1日間の記事一覧

犯人の一時的な海外渡航と公訴時効停止の効力(最高裁第一小法廷平成21年10月20日決定)

判例時報2068号161頁以下に掲載されていました。 判例時報のコメントでも紹介されていますが、従来の学説では、一時的な海外渡航によっては公訴時効の進行が停止しないとするものが多かったようですが、本決定では、一時的な海外渡航であっても公訴時…

ルイ・ヴィトンCEOの記事

5月1日の朝日新聞朝刊「フロントランナー」で、ルイ・ヴィトンCEOのイヴ・カルセル氏のインタビュー記事が出ていて、興味深く読みました。 同氏が、「落ち込んだりすることはありませんか。」という問いに対して、 まれにですが、人への判断を間違えた…

燃焼実験報告書(火災原因の調査・判定に関し特別の学識経験を有する私人が燃焼実験を行ってその考察結果を報告した書面)につき、刑訴法321条3項準用を否定し同条4項の書面に準じて同項により証拠能力が認められた事例

最高裁第二小法廷平成20年8月27日決定(判例時報2020号160頁)で、判例評論第615号(判例時報2069号)206頁以下で、高橋直哉駿河大学教授の評釈が出ていましたが、本ブログでコメントしていなかったので、ちょっと書き留めておくこと…