河井克行元法相が議員辞職届 大規模買収「万死に値する」と所感

河井克行元法相が議員辞職届 大規模買収「万死に値する」と所感(毎日新聞) - Yahoo!ニュース

河井被告は23日の東京地裁で行われた被告人質問で、無罪主張を一転させて買収を認め、議員辞職の意向を示していた。

 日本の刑事裁判は、日本という土地にの上に住む人々、共同体のルールを踏み外した人を裁く場であり、一種のカルチャーとして、再び一緒に暮らせるか、共同体の中に迎え入れられるかを問う意識が強い側面があります。そういう裁きの場では、犯行を否認したり反省が見られないと、再犯が危惧され一緒にやっていけない人であり刑が長期になりやすく、一方、犯行を認め反省がみられる人は、再犯の懸念が低くなり一緒にやっていける人として刑が軽減されやすくなります。こういう、ドメスティックなカルチャー的側面は、外国人には非常にわかりにくいことでしょう。とは言え、認めること、反省していることが量刑を大きく左右しがちなのは厳然たる事実です。

河井氏は、法務行政に長く携わり法務大臣も務めており、そういった量刑事情は熟知した上で、有罪になることは見越した上で、刑の軽減、あわよくば執行猶予と狙ってきているのでしょう。

ただ、過去の大規模選挙違反事件の裁判結果に照らすと、執行猶予が付かず実刑になる可能性は極めて高いと思われます。