「無実」「陰謀」主張も「中身ない」と検察 ゴーン容疑者の動画

「無実」「陰謀」主張も「中身ない」と検察 ゴーン容疑者の動画(産経新聞) - Yahoo!ニュース

カメラの前に座ったゴーン容疑者は、黒いジャケットにノーネクタイのワイシャツ姿。机の上に手を組んだまま約7分35秒、首を振るなど納得のいかない様子で語った。
冒頭、ゴーン容疑者は「最初のメッセージは私は無実だということです」と宣言。だが「無実」という言葉を繰り返すのみで、その根拠の説明はなかった。

私も見ましたが、特に見るべ具体的な内容はなかったように感じました。

検察に、法廷外で反論したい、世間にアピールしたいという被告人はいるものですが、しゃべりすぎると、後々の法廷での主張と矛盾を生じる恐れがあります。では、具体的なことは言わずに、無実、陰謀を声高に言っても、それが説得力を持ち世間にアピールできるかというと、なかなか難しいでしょう。

裁判というのは、出てくる証拠により判断されるものであり、その意味では証拠が勝負であって、スタンドプレーやアピールでどうにかなるものでもないというのが厳然たる事実です。

弁護団としても、ゴーン氏本人の希望を尊重して、実名はあげないようにして、今後のマイナスにならないように注意しながらの動画放映にしたと推測されますが、マイナスもないと同時に、特にプラスもないものだったという印象を受けました。

やはり、今後の公判前整理手続、公判を通じて、ゴーン氏は身の証を立てる必要があるでしょう。