ゴーン容疑者、元日まで勾留決定 年越しを拘置所で...

ゴーン容疑者、元日まで勾留決定 年越しを拘置所で...(ホウドウキョク) - Yahoo!ニュース

東京地裁は23日、2019年1月1日まで、10日間の勾留を決定し、これでゴーン容疑者は、クリスマスと年越しを拘置所で過ごすことになった。

 こういった知能犯の捜査では、年末年始をまたいで起訴前の勾留をすることは、通常、避けられるものです。年末年始は、参考人を呼び出そうにも帰省したり旅行へ行ったりして不在ということになりがちですし、例えば銀行口座についての照会を行おうとしても休みで照会できないといったことも起きてきます。そういう事態は避けたいものです。

特捜部としては、年末に有価証券報告書虚偽記載で追起訴しておき、年明け早々にも再逮捕というスケジュールを組んでいたのが、20日に予想外の勾留延長請求却下となり、そのままでは保釈へという流れの中で、身柄を外に出せば罪証隠滅の恐れがあると判断し、急きょ、前倒ししての再逮捕となったのでしょう。スケジュールはそれで狂って、捜査上は好ましくない勾留時期になってしまったものと思われます。

年中、忙しくしていると、年末年始、特に、元旦くらいはゆっくりしたいと思うものですが、関係者にとって、それどころではない状態で、今年が終わり来年が始まるということになりました。