押尾被告に求刑懲役1年6月 MDMA事件初公判

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091023-00000578-san-soci

捜査関係者によると、押尾被告は逮捕当初、「初めて飲んだ」「違法なものとは思わなかった」などと供述していたが、その後の取り調べで「違法なものと知っていた。うそをついていた」と供述を一変。さらに「海外でも使ったことがある」などと常習性を示すような供述もしていた。

今日の午後は、読売テレビの「ミヤネ屋」出演のため、午後1時過ぎから番組終了直後まで、東京地裁の正面出入り口前でうろうろしつつ、時々、テレビ出演していました。
その間に、日本テレビの優秀な記者チームが、次々と公判状況を報告するのを、テレビ画面で見ていました。それを見て感じたのは、

1 MDMA使用直前の、被告人と死亡した女性の間の、「いる?」「いる」といったメールのやり取りに見られ、検察官もかなり追及していたように、被告人は否定しているものの、使用したMDMAにつき、被告人が供述するように女性が持っていたとは考えにくい状況証拠も存在する
2 被告人が海外からかなりの量のサプリメントを持ち帰った事実があるなど、被告人は否定しているものの、被告人が供述し認めている以上に、違法薬物を所持するなどしていた疑いはある
3 被告人の供述では、死亡した女性は以前からMDMAを服用していたということであるが、そのような女性が、3錠(!)という、多量のMDMAを短時間に服用するという無謀なことをしたのかという疑問がある

といったことでした。
被告人質問で、警察が、保釈後の被告人に対し連日取調べを行い、六本木ヒルズにも警察官とともに複数回行ったことが明らかにされたようですが、今日の法廷で被告人がしたような供述について、捜査当局はかなり疑問を持ち、時間をかけ取調べを行ってきた可能性が高いということが強く感じられました。
今後の捜査当局による、さらなる捜査にも注目して行く必要がありそうです。