30分前、別車両も水没 最後の電話で「さよなら」

http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20080821/39986

付近の人たちは「今回の水量は異例だが、台風や大雨のたびに川のようになる。何か対策が必要だと思っていた」と話す。

午後六時十八分、宇都宮市内の実家にいた母親の良子さん(75)の携帯電話が鳴った。出ると「助けて」と叫ぶ博子さんの声が。
良子さんが「どこにいるの」と聞いたが、「水が、水が」「ワーッ」「ギャー」と悲鳴を繰り返すばかり。最後に「さよなら」と言って電話は切れた。一分間の出来事だったという。

告別式で、事故現場を知る人たちは「あそこは危ない」「激しい雨の時は(市道にある)通行止めの表示は見えない」と口をそろえたという。

現場に通行止めの表示は出ていたようですが、大雨の中、そういった表示を見て進入しない、ということができるような状況ではなかった可能性が高いでしょう。
事故当時の状況が生々しく、また、亡くなった方がお気の毒としか言いようがありませんが、この種の事故防止対策、ということを、全国で迅速に実施しないと、第
2、第3の同種事故が、今後も起きかねないでしょう。今後、秋になると台風が次々と押し寄せることは確実で、それだけに、早急な対策が望まれると思います。