旧ライブドア、堀江被告らに35億円の賠償請求 「事件で損害受けた」

http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/080811/trl0808111754004-n1.htm

LDHはこれまで、事件発覚で株価が下落し、損害を受けたとして、3300人以上の個人株主や企業から、計約716億円の損害賠償訴訟を起こされている。LDHは今後、判決などでこれらの賠償額が確定した場合、今回訴えた7人への請求額を増額するとしている。

刑事事件の控訴が棄却され、上告中ですが、この流れが変わり無罪、あるいは執行猶予付きの判決となる可能性は極めて低いでしょう。そのような流れの中で、上記のような民事訴訟が展開されれば、旧ライブドア経営陣への損害賠償額は雪だるま式にふくれあがる可能性が高いと言えます。堀江氏以外は、資力に自ずと限界があり、おそらく、いずれかの時点で資力の限り賠償するという形で和解する可能性が高いと思われますが、最も資力が高いはずの堀江氏については、どこで決着点を見いだすのか、ということが、今後の争い方を含め、なかなか悩ましいものになってくる可能性が高いように感じます。ライブドアにしても、堀江氏その他の人々にしても、ユニークで世の中を明るくし、良い方向に導く存在に十分なり得ていただけに、このようなところまで追い込まれていることについて、何とかならなかったのか、という残念さを感じずにはいられません。