オークラ建て替えで「片隅」に移動 「格落ち」訴えた久兵衛が敗訴

オークラ建て替えで「片隅」に移動 「格落ち」訴えた久兵衛が敗訴(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース

オークラが突然、メインエリアがある建物ではなく別の建物内の「片隅」を移設先に指定したため、久兵衛が2018年、今回の訴訟を起こした。

久兵衛はこれまでの裁判で「高級店にはそぐわない場所で明らかに格落ちだ」とし、信頼や名誉を傷つけられたと指摘していた。

私のような、しがない弁護士が行くのは専ら回転寿司で、こういう高級寿司店は縁がないのですが、提訴当時から、どういった法律構成で原告が臨んでいるのだろうと、よくわからないものを感じていました。

ホテルにテナントとして入居している立場で、「メインエリアで営業している信頼や名誉」が「別の建物の片隅へ移されることで格落ち」する、そのこと自体が法的利益として構成できるのか、未だによくわからず、この事件の判決が判例紙に掲載されたら、是非読んでみたいと考えています。

回転寿司利用者にはわからない、ステータスの高いものが、こういった事件の背景には潜んでいるのかもしれません。