市発注工事で談合容疑、警部補ら6人逮捕…大阪地検特捜部

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070529-00000117-yom-soci

事件は、現職警察官が談合の共犯として逮捕される異例の事態となった。

確かに、前代未聞の事態と言えるでしょう。

府警エース格の情報通 談合逮捕警官「容疑わからぬ」
http://www.asahi.com/national/update/0530/OSK200705290069.html

事件の端緒をつかむ「ネタ取り」などの情報収集の能力に優れ、特捜係の中でも「エース格の捜査員の一人」と一目置かれる存在だった。

捜査2課では、汚職や談合情報を取るために、一貫して関係者に単独の隠密行動で接触を図り、談合などでの内部情報の取得につとめていた。

「ミイラ取りがミイラになる」ということわざがありますが、情報を取ろうとして、奥深い部分に接近する中で、誘惑に負けるなど、何らかの事情があって、取り込まれてしまい、気がついたら談合の一味にはまっていた、という可能性はあるでしょう。
情報担当者、というのは、常に、そういった危険にさらされているものです。
先日読んだ、陸軍中野学校に関する本では、中野学校において、「誠実」など、倫理的な側面について、徹底した教育が行われていたということが紹介されていましたが、情報のプロには何が必要か、ということを、中野学校はよく知っていたということは言えるように思いました。