<大分教員汚職>被告「我が子の力信じてやれなかった」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080905-00000013-mai-soci

6月の逮捕時、佐伯市から大分市へ向かう捜査車両の中で、学校での日々が脳裏に浮かんだ。全校児童118人。小規模で温かい学校だった。「もう、あの場に戻ることはないんだな」と思うと涙が止まらなかった。校長不在の混乱が最小限に抑えられるようにと、拘置中に引き継ぎ書を作り学校に送った。逮捕直後の心境を振り返ると、ハンカチを取り出し目頭を押さえた。
取り調べの過程で、加点や減点で採用試験がゆがめられていたことを初めて知った。長女は自力で合格していたことも。「我が子の力を信じてやれなかった……」。小柄な体が一層小さく映る。母親の顔だった。

この記事を読むと、子を思う親心や、この人が営々と努力して築き上げてきたものを一挙に失ったということを強く感じ、同情の気持ちを禁じえません。しかし、罪は罪であり、今後、厳しい処罰を免れることはできないでしょう。
この事件が捜査機関により解明された意味には、非常に大きなものがあったと思います。解明されていなければ、今後も、腐敗しきった状態が続き、腐敗が腐敗を呼んで、さらにひどい状態になっていたことは間違いないでしょう。あるべき捜査が適正に行われることの重要性ということも感じます。
徹底的にうみを出し、腐敗の根を絶って、教育界として本来あるべき姿に立ち戻ってほしいと、この記事を読み改めて強く思いました。