警部補、1千万円で女性への贈り物も 枚方の談合事件

http://www.asahi.com/national/update/0617/OSK200706160065.html

警部補が警察官の職務に絡んで1000万円を受領した収賄容疑で18日にも再逮捕する方針をすでに固めている。談合という不正を知りながらわいろを得て捜査を怠ったとする加重収賄罪が適用される可能性もある。

談合のほうの取り扱い(起訴するのかどうか)がよくわかりませんが、この警部補について、談合と収賄を両方とも立ててしまうと、上記の1000万円が、談合の分け前なのか、警察官に対する職務に関する賄賂なのか、趣旨が曖昧になってしまう可能性があるように思います。そもそも、この金の趣旨が何か、ということを考えた場合に、警察官が職務に関して収受した、というよりも、一種のサイドビジネスとして動き、そういったサイドビジネスに対する対価として支払われた色彩が濃い、という見方は十分成り立ちうるでしょう。
警察官としてあるまじき悪質な行為である、ということと、贈収賄罪が成立する、ということは、別の問題ですから、事件の構成や金の趣旨、といったことについては、慎重な検討が必要ではないか、という印象を受けます。