杉浦法相、保釈制度改善に意欲

http://news.goo.ne.jp/news/asahi/seiji/20060724/K2006072405890.html

ボツネタ経由。

刑事訴訟法上、保釈は(被告の)権利だが、裁判所はなかなか(拘置所の外に)出したがらない。例外と原則が逆転している」と批判。「人質司法と言われた雪を溶かすためにも、体制整備が必要だ」と述べた。

裁判所は、と言う前に、「検察庁は」と言うべきでしょうね。保釈に対して、最も嫌悪感を持って臨んでいるのは、検察庁であり、裁判所は、それに乗せられているに過ぎません。人形浄瑠璃の人形を批判する前に、後ろで操っている黒子を批判すべきでしょう。
1週間と言わず、3日で良いので、東京地検が、保釈の求意見に対し「不相当」意見を付けた場合は、高検、最高検経由で、法務大臣まで報告し、法務大臣が目を通して(現法務大臣は弁護士出身ですから容易に判断がつくはずです)、「例外と原則が逆転している」場合は、具体的指揮権を発動して、相当意見を付けるよう検事総長に命じるべきでしょう。そこで明らかになった基準を、全国で適用すれば、あっという間に原則が原則として運用されるようになるはずです。