司法研修所の成績

ボツネタ経由で

http://blog.drecom.jp/suuman/archive/141

を読みましたが、裁判官志望者は、成績が良くなければ、ということで、かなり勉強するようですね。
私が司法修習生当時も、状況は同様で、特に、後期(実務修習終了後の総仕上げ期)になると、裁判官志望者は、集まって勉強会を行うなど、涙ぐましいほど一生懸命勉強していました。
私は、検察官志望で、当時は志望者も少なく、よほど悪い成績でない限り採用されるだろうと甘く(?)見ていて、後期は、当時、湯島にあった司法研修所の講義が終わると、飲みに行ったりして、かなり遊んでいました。ただ、2回試験のことは気になり、遊びつつも、出回っている資料はできるだけもらったり、落ちない程度には勉強していたように思います。その程度しか勉強していないので、私の2回試験の成績は、おそらく、何とか検察官になれる程度の低空飛行だったと思います。その後の検察庁内での冷遇も、それを裏付けていると言えるかもしれません。
私の場合、むしろ、一生懸命勉強したのは任官後で、事件を通じ、いろいろなことを学んできたように思います。しかし、そういった面は、キャリアシステムの中ではなかなか評価されないもので、どうしても、節目節目の試験等の結果が一生を左右しがちです。
検察官志望者でも、将来、組織を担うような優秀な人材は、裁判官志望者並みに一生懸命勉強するものかもしれませんが、そういったエリートコースとは無縁だったので、よくわかりません。