鳩山首相、指揮権発動を否定=小沢氏団体事件で−衆院代表質問

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100119-00000084-jij-pol

鳩山由紀夫首相は19日午後の衆院本会議での代表質問で、小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体をめぐる政治資金規正法違反事件に関し、「指揮権発動は考えていない」と述べ、法相による検事総長への指揮権発動を否定した。

検察庁法上の検事総長に対する「指揮権」は、法務大臣に対して与えられているものであり、首相がその権限を考えているとか考えていないということを論じるのは、自分の権限ではないことを論じていることになるでしょうね。
また、指揮権というものは、「何を」指揮するかということを抜きには考えられず、抽象的に考えているとかいないとか言うことも意味はないでしょう。
法務大臣の指揮権は、検察権というものを民主的にコントロールするため法に定められた重要な権限であり、そういった重要な権限を、抽象的かつ軽々に「発動は考えていない。」などと発言すること自体、不見識なことではないかと思います。