ヒルズ族捜査終結 「ルール厳守」原則示す

http://www.asahi.com/national/update/0624/TKY200606230622.html

投資家を欺く違反者を放置することは、健全な経済活動を停滞させることになる。さらに、日本市場の信頼を落とすことにもなるだろう。監視委の機能を強化して、ルール逸脱にもっときめ細かく目を光らせる制度の構築が急がれる。

ヒルズ族捜査終結」に(それにしても、すごい見出しですが)、時代の大きなうねりを感じますね。今後は、「残党狩り」が行われるのでしょうか。前回のNHK大河ドラマ功名が辻」で、敗走中の明智光秀が、落ち武者狩りの民衆の手にかかって最期を遂げていましたが、今後は、あのイメージで、敗走中の「ヒルズ族」が、東京地検特捜部や証券取引等監視委員会にからめ取られることになるのかもしれません。
東京地検特捜部が手がける事件は、人員等の限界から、どうしても、巨悪摘発、一罰百戒、という傾向になりがちですが、中小の「悪」も放置されてよいわけがなく、この分野における証券取引等監視委員会の態勢強化は急務でしょう。