村上ファンド、証取法違反で立件へ…検察が最終協議

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060603-00000001-yom-soci

特捜部は、「ライブドアニッポン放送株を買い占める」という情報を村上ファンド側が事前に得た上で、同株を買い進めていた可能性が高いと判断しており、週明けにも最高検など上級庁と最終協議する見通しだ。

これだけでは、何が具体的に問題になっているかがよくわかりませんが、証券取引法上のインサイダー取引に関する規制は、複雑な面があり、思わぬところでそういう取引に該当してしまう、という可能性もはらんでいる面もあって、村上氏のような活動をする人は、相当慎重に事を運ぶ必要があった、と言えるでしょう。情報を得て機敏に動く、機を逃さない、ということは、通常は「良いこと」ですが、証券取引法上は、「違法」と判断される場合がある、ということです。
この辺のことについて、村上氏が、どこまで慎重に動き、適法性の範囲内で取引を行っていたか、が、今、正に問われているということでしょう。
この事件の進展によっては、村上ファンドによる、今までの他の取引に対しても、捜査の対象が拡大する可能性も、あくまで可能性ですが指摘できると思います。

追記:

「村上氏を任意聴取 週明け強制捜査強まる」
http://www.tokyo-np.co.jp/flash/2006060301000879.html

任意聴取の場所は、

http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20060119#1137661791

でも触れたように、都内のどこかのホテル、でしょうか。
私は、先ほどまで、六本木ヒルズレジデンス内のヒルズスパで運動していて、今は、ヒルズ内で仕事中ですが、レジデンス前には、目つきの良くない人々がたむろしていて、「セレブ」には程遠い、悪い雰囲気でした。次々と大事件の「被疑者」が出てきて、レジデンスの居住者の「セレブ」の皆さんも、良い気持ちはしないでしょう。居住する場所の選択を間違えましたね。防衛庁跡地東京ミッドタウンは、まだ居住者を募集しているようですから(私のところにも、まだしつこくメールが来ます)、今からでも遅くないので脱出を図ったほうがよいかもしれません。
六本木ヒルズも、金絡みのスキャンダル続きで、イメージが大きく低下してしまいましたね。思い起こすと、回転扉死亡事故が、転落のスタートだったような気がします。日本の歴史の中で、人々の醜い欲望が炸裂し、神ではなく「東京地検特捜部」によって鉄槌を下され捜査の業火で焼かれた街、として永遠に語り継がれることでしょう。