公判前に争点整理、刑事裁判迅速化へ 証拠開示も法制化

http://www.asahi.com/national/update/1030/TKY200510300137.html

検察側と弁護側は、立証しようとする事実や主張を互いに示す。相手の証拠調べ請求に同意するかどうかも表明。裁判所は証拠調べの採否や順序などを決める。初公判時点には、何が争点で、証人にだれを呼ぶか、既に決まっている仕組みだ。

当面は、試行錯誤が続くと思われますし、どのような運用がなされるかも未知数ですが、今後は、弁護人にも、構想力、検察ストーリーに対抗できるストーリーの構築力、事件の筋を読む力、といったものが、これまで以上に要求されることになるでしょう。
そういった要求に応えることができるだけの能力を持った弁護士が、日本にどれほどいるかは、私にはわかりませんが、多くはないと思います。