除草剤被害、立件にハードル 警察、伐採に焦点 ビッグモーター街路樹

除草剤被害、立件にハードル 警察、伐採に焦点 ビッグモーター街路樹(時事通信) - Yahoo!ニュース

ある捜査関係者は「土壌から除草剤成分が出たとしても、BM側が散布した除草剤によって枯れたという立証は難しい」と指摘する。天候による影響や第三者による散布が無かったと証明しなければならず時間を要する。36件のうち1件は愛知県警が2020年に受理した被害届だが、立件できずに時効を迎えている。  除草剤を散布した行為者の特定も容易ではない。ほとんどの店舗が散布を認めているが、「以前使用したことがある」「誰がやったか分からない」などと曖昧な回答をする店舗もある。

一方、東京と神奈川で2件確認されている伐採被害については、実行行為者を特定できれば因果関係は明白だ。

上記の記事で指摘している点は、本ブログでも

yjochi.hatenadiary.com

損壊行為については、目撃した人もいるようですが、何月何日の何時ごろとはなかなか特定できないでしょうし、誰がやったかまでも特定できないのが普通でしょう。仮に、ある程度特定できても、被疑者側が否認した場合、裏付けが取りにくく、事件としてはなかなか難しいものになりがちです。

因果関係も問題で、除草剤を撒いたから枯れたと言えるかどうか。植物ですから、他の要因で枯れた可能性もあります。因果関係が認定できなければ「損壊」したとは言えませんから、ここは重要です。テレビニュースを見ていると、根本から切り取った映像が出ていましたが、切り取りの方が損壊性は認定しやすいでしょう。

とコメントしたことがあります。

どこまで起訴できるような事案になるのか、今後とも慎重な捜査が必要でしょう。