【速報】大学生ら15人死亡 軽井沢町スキーバス事故 運行会社の社長に禁錮3年、当時の運行管理者に禁錮4年の実刑判決

【速報】大学生ら15人死亡 軽井沢町スキーバス事故 運行会社の社長に禁錮3年、当時の運行管理者に禁錮4年の実刑判決(NBS長野放送) - Yahoo!ニュース

最大の争点は事故の「予見可能性」。 これまでの裁判で検察側は「事故を起こす可能性は予見できたのに、大型バスの運転に不慣れな運転手に必要な訓練などを怠った」などと主張。 被告側は「フットブレーキを踏まないなど初歩的な運転操作のミスは予想できなかった」などと主張していました。

運転手の技量、経験不足による事故について、管理監督者の過失責任を問うのは珍しく、裁判所がどういう判断を示すのかと思っていたのですが、他の報道も総合すると、裁判所は検察庁の主張を認めたようです。

おそらく、小規模な会社で、被告人と事故を起こした運転手の関係が密接なことから、具体的な予見可能性が認定しやすかったのではないかと推測され、これをもって、裁判所が組織における管理監督者の過失責任に積極姿勢になったとは見られないでしょう。

とは言え、過失責任というものを実質的に考えていく上での、今後の参考になる裁判所の判断であったと感じるものがあります。