イージス艦事故23日初公判 「過失の競合」立証が焦点

http://www.47news.jp/CN/201008/CN2010082101000447.html

検察側は衝突時と直前の当直責任者だった2被告のミスが重なった「過失の競合」が事故を招いたと主張するのに対し、被告側は漁船に過失があったと起訴内容を否認し、無罪主張する方針。
事故時に操船していなかった乗組員の刑事責任が問われるのは異例で、検察側が過失をどう立証するのかが焦点だ。

この件については、以前、

当直士官2人を在宅起訴=業過致死罪など−イージス艦衝突事故・横浜地検
http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20090421#1240289863

とコメントしたことがありますが、起訴事実は、海難審判の結果とも異なっていて、今後の審理により裁判所がどのような認定をするか、同種事例が乏しい分野であるだけに大きく注目されものがあると思います。
検察庁の、こうした意欲的な主張立証が、明石の歩道橋事故の捜査の際に発揮できなかったのかという観点で見てみるのも興味深いかもしれません。