先日、甲府へ行く機会があり、武田信玄ゆかりの躑躅ヶ崎館跡(現・武田神社)などを見学して、武田信玄関係で読みやすい、概要がつかめるものを読んでみたくなりました。アマゾンで検索してみると、これがおもしろそうで、Kindleで落として通読してみました。
武田信玄の生涯をたどりつつ、その権力構造、統治手法、財政基盤などについて、わかりやすく説明されていて、等身大の武田信玄像を垣間見ることができたようで、有益な読書になりました。
著者は、武田信玄が、戦争を続けることで、他から侵されず国衆や領民の生活を保障し、領土を拡大することで恩賞を与えることができた、戦争を続けるしかなかった、としていて、これは当時の戦国大名全般に通じるように感じました。
次は、前からKindleで落としていて読めていなかった
を読んで、武田信玄亡き後の武田家滅亡へのプロセスをたどってみたいと考えています。