木戸幸一 内大臣の太平洋戦争(文春新書)

 

木戸幸一 内大臣の太平洋戦争 (文春新書)

木戸幸一 内大臣の太平洋戦争 (文春新書)

  • 作者:稔, 川田
  • 発売日: 2020/02/20
  • メディア: 新書
 

 「木戸幸一日記」であまりにも有名な、戦前から戦中にかけての内大臣木戸幸一ですが、何を考えどう動いていたかを紹介する本は、著者がいうように乏しかったように感じます。たまたまアマゾンで見かけて、Kindleで落としてじっくりと読んでいるのですが、木戸幸一が何を考えつつ動いていたかがよくわかり、とても参考になります。

内大臣として表面的には昭和天皇の腹心であったはずが、日米開戦までは、親陸軍、新ドイツで動いていた側面が赤裸々に明らかになっていて、こういう人物が内大臣にあったことの功罪、特に「罪」の面を強く感じさせられるものがありました。

通読したら、改めて感想を述べたいと考えています。