「決断の太平洋戦史:「指揮統帥文化」からみた軍人たち」

 

私はかつて

を読んで、様々な指揮官の姿に接して強い影響を受けたことがありました。「指揮官」はKindleでも出ていて、落として再読したこともあります。

上記の「決断の太平洋戦史」も、そういう私にとって興味深く感じるものがあり、通読してみました。

太平洋戦史上に登場する様々な指揮官について、著者の視点で評価を加えつつ紹介されていて、上記の「指揮官」同様、様々な指揮官像がおもしろく、知らなかったことも結構あって、参考になりました。

ただ、著者がいう「指揮統帥文化」については、本書で具体的に解明されているとまでは感じられず、それは今後の著者による研究の進化、その成果の紹介に期待したいと思いました。