「米国版サムスン」に成り下がったアップルの悲しさ

http://forbesjapan.com/articles/detail/11747

iPhone SEは 5Sのチップを新しくしただけだ。9.7インチiPad Proは従来のモデルの機能を踏襲しただけだ。さらに、Apple Watchに至っては、機能は変わらず、スウォッチのようなファッション性を追求したのみとなっている。

今のアップルは、ありとあらゆるタイプのデバイスを消費者が購入しやすい価格で用意して、できる限り多く売ることしか目指していない。
それはまさにサムスンが売上を伸ばしてきたやり方だ。

先日、アップルストアに行って、初めてiPhoneSEを手に取り試してみたのですが、これがiPhone5sと言われてもすぐにはわからないほど(ケースも共用できるので当然ですが)瓜二つで、良い製品だと思いつつも、アップルの限界を見た思いがしました。勉強しても皆が皆は東大に入れなかったり、人間の身長がどんどん伸びて5メートルとか10メートルになったりしないように、進化、発展というのものにもどこかで限界はあるもので、アップルも踊り場に差し掛かっているのでしょう。スティーブ・ジョブズのような天才なき後、魅力的な新機軸を打ち出すこともできないまま(Apple Watchの低迷に象徴されるように)、まだまだ衰えない需要に応えて売りまくる、そこに重きが置かれているのが現状なのだろうと思います。この限界を打破することには、おそらく高いハードルがあり、そこを越えるためにはスティーブ・ジョブズのような天才の再来しかないと思うのですが・・・。