政府与党のメディア対応に疑問 弁護士落合洋司氏

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160310-00010002-jindepth-pol

今年4月の番組改編での各局のキャスターの降板に対し、政府の介入を指摘する論調もある。テレビ朝日報道ステーション」の古館伊知郎キャスター、NHKクローズアップ現代」の国谷裕子キャスター、TBS「News23」の岸井成格キャスターなど、夜のニュースの顔と言われる人たちが降板する。落合氏は、「圧力がかかったからキャスター降板になったとは思っていない。」と述べ、「圧力と言うより、(テレビ局が)世の中の流れを見ながら、経済的なことも考えながら交代させるのだろう。圧力がかかったと決めつけるのはどうなのか。」と批判した。

あくまで私の印象、意見なのですが、テレビのニュース、報道番組に、人々が期待するものが以前と変わってきているような気はします。今は、インターネットで様々な意見に接することができ、自分自身も情報を発信することができます。そういう中で、ニュース、報道番組には、事実を正確に伝えることがかつてより強く求められている、そういう背景には目を向ける必要があるような気がします。メディアが多様化して、スポンサーがテレビに振り向ける費用も頭打ちになり、多額のギャラを取る人気キャスターが積極的に意見を言うスタイルのニュース、報道番組に以前ほど支持が集まらないとテレビ局が考えれば、費用を節減しつつ視聴者に受け入れられるスタイルをと、流れを変えてくるということにもなるでしょう。ニュース、報道番組への風当たりが強くなっている、そういうことを仕向ける勢力があることを軽視すべきとは思いませんが、では、圧力がかかったから降板と単純に決め付けられるかというと、それはどうかな、というのが私の率直な印象、意見です。
そういったことを含めて、先日のニコ生Japan Indepthチャンネルでは、いろいろと率直に語ることができて私としても自分の頭の中の整理になりました。