大津いじめ自殺捜査どうなる?加害生徒の立件に「3つの厚い壁」

http://www.j-cast.com/tv/2012/07/19139862.html?p=all

「とくダネ!」はいじめの立件に立ちはだかる厚い壁を取り上げた。元東京地検検事の落合洋司弁護士は「壁は3つ」あるという。「1つは証言の信ぴょう性。刑事事件として立件していくうえで、周辺の中学生の証言が相当影響していく。年が若いので信用性について慎重に判断する必要がある。
2つ目は親の意向。参考になるような周りの生徒の証言も親の協力が得られないと難しくなる。3つ目は被疑者になっている同級生3人が、14歳未満であれば『刑事未成年』として刑事処罰を受けることはない。そうした状況の中でどこまで捜査ができるか問題になると思う」

今朝、上記の記事にもある通り、フジテレビの「とくダネ!」に生出演して、その際、事前に説明したいたことをまとめたフリップを提示しながら、上記のように説明しました。目撃などした生徒が、年が若いから信用できない、ということではありませんが、大人に比べ未成熟な分、認識、記憶や表現能力には限界がありますから、慎重な取調べは必要であり、また、あくまで参考人ですから、保護者の協力も得つつ取調べを進める必要もあるでしょう。刑事未成年の可能性も含め、捜査としてはなかなか足場がよくない面があって、地道に粘り強く取り組む必要があるのではないかと思います。
捜査というものの持つ公益性を踏まえつつ、的確で真相を十分に解明する捜査を期待したいですね。